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日系アメリカ人役を辞退した白人俳優に称賛

辞退したエド・スクラインを称賛したクロエ・ベネット。クロエは名前を変えた途端に仕事をもらえるようになったという。
辞退したエド・スクラインを称賛したクロエ・ベネット。クロエは名前を変えた途端に仕事をもらえるようになったという。 - Jason LaVeris / FilmMagic / Getty Images

 米テレビドラマ「エージェント・オブ・シールド」のデイジー・“スカイ”・ジョンソン役で知られるアジア系女優のクロエ・ベネットが、映画『ヘルボーイ』の日系アメリカ人役を辞退したエド・スクラインを称賛した。

【顔写真】出演を辞退したエド・スクライン

 クロエはInstagramでエドの行動を男らしいと言い、アジア系アメリカ人コミュニティーに対し、いまだに見られるハリウッドの無神経で無礼な態度に立ち向かってくれたことに礼を述べた。「この決断を下すのは決して楽ではなかったと思います。あなたの勇気と、前進するために大きな影響を与えるであろう行動に感謝します」とつづっている。

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 しかし The Wrap によると、苗字をワンからベネットに変えて活動をしている彼女にハリウッドのアジア系アメリカ人について語れるのかという書き込みがされたとのこと(現在は削除されている)。このような意見に対し、クロエは2016年に Daily Beast のインタビューで、ハリウッドが人種差別的だからこそ変えたことを語っている。

 それによると、彼女は名前を変えた途端、仕事をもらえるようになったそう。「名前を変えても中国人の血が半分流れていることに変わりはない。わたしは中国に住んでいたこともあるし、中国語も話せる。文化的にはアメリカ人と中国人の両方として育てられたわ」とコメント。アジア系の名前を見ただけでキャスティングを拒むハリウッドは差別的だと言い、これから活躍するアジア系俳優が名前を変えなくても仕事がもらえるように変えていきたいそうだ。(澤田理沙)

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