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ジャズの即興が…楽しすぎる!『ラ・ラ・ランド』シネマ・コンサートに行ってきた

照明もすごい! - 『ラ・ラ・ランド』シネマ・コンサートの様子
照明もすごい! - 『ラ・ラ・ランド』シネマ・コンサートの様子

 先月末、映画『ラ・ラ・ランド』のシネマ・コンサートがパシフィコ横浜国立大ホールで開催された。シネマ・コンサートは、セリフや効果音はそのままに、音楽パートをフルオーケストラが生演奏する「ライブ+映画上映」のイベント。第89回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にも輝いたミュージカル映画の“音楽パート”が目の前で、生演奏で繰り広げられるという、何とも贅沢な一夜となった。

【ほか画像】照明もすごい!『ラ・ラ・ランド』シネマ・コンサートの様子

 来日して指揮を執ったのは、300公演を超えるシネマ・コンサートでタクトを振ってきたエリック・オクスナー。『ラ・ラ・ランド』のオスカー作曲家ジャスティン・ハーウィッツと共に今回のシネマ・コンサートを作り上げたとあって、ハリウッド、ブロードウェイ、ジャズなどさまざまなジャンルが素晴らしく融合した本作の音楽を堪能できる。

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 ロサンゼルスの渋滞の高速道路で夢追い人たちが歌い踊る「アナザー・デイ・オブ・サン」から、ミア(エマ・ストーン)とルームメイトたちがパーティーへと向かう際の「サムワン・イン・ザ・クラウド」、ラストのエピローグまで高揚感は3割増。演奏は名門・東京フィルハーモニー交響楽団+ジャズ・アンサンブルという盤石の態勢を取っており、中でもジャズのシーンが圧巻だ。

 指揮のオクスナーが公演前のあいさつで「皆さんがサントラで聴いたものとは違うかも」と語っていたように、ジャズのシーンではそれぞれのプレイヤーのアドリブがさく裂! 「ジャズは嫌い」というミアをセブ(ライアン・ゴズリング)がジャズクラブへと連れて行ったシーンでは、リードする楽器が次々変わっていくジャズの醍醐味を(セブの解説付きで!)味わうことができた。

 照明にも凝っており、デイミアン・チャゼル監督の色鮮やかな世界が巨大スクリーンを飛び出して映し出されるのもシネマ・コンサートならでは。一曲終わるごとに拍手が起こる、そんなところもライブ感があって楽しい。今年のクリスマスには『ラブ・アクチュアリー』のシネマ・コンサート「ラブ・アクチュアリー in コンサート」(12月22日大阪公演、25日東京公演)の開催も予定されている。(編集部・市川遥)

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