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広瀬アリス「ババア」と言った劇中セリフを謝罪

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劇中セリフを謝罪を謝罪した広瀬アリス
劇中セリフを謝罪を謝罪した広瀬アリス

 女優の広瀬アリスが29日、都内で開催中の「第30回東京国際映画祭」内で行われた主演映画『巫女っちゃけん。』の舞台あいさつに出席。本作でグ・スーヨン監督から比較的自由な演技を許されたというが、「自由すぎてMEGUMIさんに『ババア』、(仁村)紗和ちゃんには『ブス』ってひどいことばかり言って。すみません……」と申し訳なさそうに謝罪した。

【写真】広瀬アリス、MEGUMIに「ババア」?

 父親(リリー・フランキー)が宮司を務める神社で巫女のアルバイトをし、将来の夢もないまま就職活動中のしわす(広瀬アリス)が、口のきけない少年と出会い変化していく姿を描く本作。壇上にはメガホンをとったグ・スーヨン監督、主題歌を担当したアレクサンドラ・スタンが登壇。

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 広瀬は「実はこの役はオーディションで決まったんですけど、台本をもらった時にすごく自分に合っているなって思ったんです。お芝居をしてみたら、自由にいろんなことをさせてもらって、(アドリブなども)全部OK」とコメント。だが、劇中、MEGUMIや仁村への暴言台詞の数々には申し訳なさそうな表情で「すみません」と謝罪。

 これにグ監督は「役者さんはたいてい台本を読み込んで役を作り込んで来ていただけるので、よほどのことがないと文句は言わない」と広瀬の自由演技を了承した理由を説明。「勘がいい役者さんで、僕の欲しいものを汲み取ってやってくれた」と紹介してニヤニヤ。

 「これまでの僕の作品とは違った作品になっている。うまくいかない時にほんのちょっとの思いやりがあるだけで、随分穏やかに生きていけるんじゃないか、そういうことを描いています。巫女が成長していく姿を見てみなさんも穏やかな気持ちになっていただければ」とグ監督。広瀬も「日本人の方も神社の世界や巫女の世界は実はあんまり知らないと思います。その世界をコミカルにロックな感じで描いています。日本の方にも海外の方にも楽しんでいただければ」と作品をアピール。

 アレクサンドラの方は壇上で歌をアカペラで披露し、会場の拍手喝采を浴びたが、広瀬の演技について「この映画の中で本当にロックしています」と大絶賛。グ監督についても「才能あふれる方、そして踊りがとってもうまい方」と紹介して笑顔を見せていた。(取材・文=名鹿祥史)

『巫女っちゃけん。』は2018年2月3日公開

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