撮り直しほぼ完了、予定通り公開へ R・スコット監督新作映画

[ロサンゼルス 29日 ロイター] - リドリー・スコット監督は11月29日、セクハラ疑惑の渦中にある米俳優ケヴィン・スペイシーの出演場面を削除し、代役俳優で撮影し直している映画『All the Money in the World(原題)』について、ほぼ撮り直しが終了したと述べ、予定通り12月の公開にこぎ着けると自信を示した。
エンターテインメント・ウィークリー誌とのインタビューで語った。ローマとロンドンで9日間にわたって緊急の撮り直し作業が行われたという。
「いくつか技術的な作業をする必要があるが、実質的にはほぼ終了した」と話した。撮り直しの決定については「1人の人間の行為が他の全員による素晴らしい仕事に影響を及ぼすことは容認できない」と説明した。
同作品は12月22日に公開予定。
バラエティ誌は撮り直しでかかったコストは約1,000万ドル(約11億2,000万円)と報じている。