SPECサーガ完結篇、木村文乃＆松田翔太が新コンビに！
TBS系の人気ドラマ「ケイゾク」「SPEC」のシリーズ最新作で、SPECサーガ完結篇にあたる「『SICK’S 恕乃抄』～内閣情報調査室特務事項専従係事件簿～」で、木村文乃と松田翔太がコンビを務めることが明らかになった。同シリーズといえば未解決事件に挑む風変わりな男女コンビの活躍が人気要素の一つだが、「ケイゾク」の柴田（中谷美紀）＆真山（渡部篤郎）、「SPEC」の当麻（戸田恵梨香）＆瀬文（加瀬亮）に続く新コンビに、木村は当初「私で務まるのかと不安でした」とプレッシャーを感じていたことを告白した。
木村ふんする御厨静琉（みくりやしずる）は、ハーバード大学卒業でIQ230の天才だが、精神的に不安定で自傷癖があり入院しているという役どころ。右目には眼帯をしていて、この眼帯を外さないよう医師から注意をされている。対する松田演じる高座宏世（たかくらひろよ）は、警視庁公安部の刑事だったがスペックホルダーが絡む事件がきっかけで公安部を追われることになる人物。正義感が強いがゆえに愚直すぎる一面もあり、周囲や組織になじめない時もあるという。
物語の舞台は「SPEC」の警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係（通称：未詳）から、内閣情報調査室の中にあるスペックホルダー対策の特務事項専従係（通称：特務）に移行。スペックホルダーを巡る争いが日本を始めとする国家間の争いや宗教団体、自衛隊まで巻き込む権力闘争に発展する中で、特務に所属する御厨＆高座は、係長の野々村光次郎（竜雷太）と共にスペックホルダーを支配しようとする思惑の狭間で戦いに挑んでいく。さらに、「SPEC」の一十一（ニノマエジュウイチ）を彷彿させる謎の存在・一一十（ニノマエイト、演：黒島結菜）も登場するなど、前シリーズとの関係にも注目だ。
配信は、4月1日より動画配信サービス「Paravi（パラビ）」で開始。1話が1か月で完結するよう1分～2分ほどのシーンを毎日更新し、完全パッケージは月末に配信される編成方針がとられているという。さらに、Twitterで登場人物アカウントが用意されるほか、ピーチ医者・植田もも子を演じているTBSアナウンサーの宇垣美里が、毎週月～水の深夜3時「カイモノラボ」枠内でシーンの裏側や物語の見どころなどを紹介するミニコーナーも展開される。（編集部・吉田唯）
＜コメント全文＞
■木村文乃コメント
「ケイゾク」「SPEC」という人気シリーズの続編のメインキャスト・御厨静琉役を、というお話をいただいたときは私で務まるのかと不安でした。
それでも様々な作品でご一緒させて頂いている堤幸彦監督、植田プロデューサー、そして松田翔太さんと言う信じられる事が前提にある布陣に、後はどれだけこの世界の中でリアルに生きられるかだなと腹をくくりました。
とはいうものの30歳の女性である御厨、辛い過去のトラウマから病んでいる部分もある御厨、SPEC HOLDER でもある御厨、様々な側面がある御厨静琉を演じるのは簡単なものではなく、迷う時も有ります。
その時は尊敬する先輩方、礎と結果を築かれてきたキャスト、スタッフの皆様を思いだし、作品を見返し、リスペクトと力を頂きながら挑み続けた日々でした。
御厨と高座が SPEC HOLDER とどう向き合っていくのか、その SPEC HOLDER を利用しようする者たちの闘争劇を新しい視聴スタイルで楽しんでいただければと思います。
■松田翔太コメント
楽しんで高座を演じさせて頂きました。これからの展開が待ち遠しくて仕方がないです。初めて堤監督とプロデューサー植田さんと、この作品の打ち合わせをしていた時からクランクアップまで、絶対的な安心感の中、自由に現場に立てました。木村さんとも、素敵な堤組を一緒に暮らせて大いに楽しめた作品になりました。心を込めて、ありがとう御座います。
