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真野恵里菜「ハロプロは原点」アイドル時代なければ今の自分いない

ハロプロ時代に鍛えた「人間力」 - 真野恵里菜
ハロプロ時代に鍛えた「人間力」 - 真野恵里菜

 ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)を卒業して5年。女優として本格始動し、着実にキャリアを積み重ねてきた真野恵里菜。とくに近年、話題作への出演が相次ぎ、2018年は、映画『不能犯』『坂道のアポロン』などが立て続きに公開され、3月からはdTV×FOD共同製作、野島伸司脚本によるドラマ「彼氏をローンで買いました」(dTV&FOD配信中)で主演を務めるという好調ぶり。「ハロプロがなかったら、今のわたしは存在しなかった」と述懐する真野が、今も「心の支え」だという古巣への思い、女優への不安と期待について赤裸々に語った。

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 現在放送中のドラマ「彼氏をローンで買いました」は、“現代女性のリアル”をテーマに、奇想天外なラブバトルが展開する異色コメディー。理想とする結婚が計画通りに進まないことから、ストレスMAXに達した主人公・浮島多恵(真野)が、ローンで“彼氏(横浜流星)”をネット購入したことから巻き起こる悲喜劇を描く。

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 猫をかぶって意中の男性をゲットしようとする多恵に対して「わたしには無理」と苦笑いする真野。「多恵のように猫をかぶってもいつかはボロが出るし、自分の首を絞めかねない」とあくまでも「自然体であることの大切さ」を強調する。「確かに、ハロプロ時代は、アイドルとして少しでも多くの方に好きになってほしいという気持ちもあったので、自分に無理していた時期もありました。でも、今は役者をメインでやらせていただいているので、キレイな部分だけではダメ。弱い部分も見せていかないと成長できない気がする」と心境の変化を吐露。

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 さかのぼれば、ハロプロ在籍中の2010年。ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」にサトリ役で出演したことが、女優への扉を開いてくれたという真野。「堤(幸彦)監督が毎年開催していた舞台「キバコの会」に客演で出演させていただいたときに、『いつか真野ちゃんのMV(ミュージックビデオ)を撮りたい』と言ってくださって。きっとリップサービスだと思って期待せずに待っていたんですが、そのあと本当に撮ってくださり、それがきっかけで『SPEC』出演につながった」と回想する。「ちょうどこの年、『地上波のドラマに出たい!』という目標をかかげてがんばっていたので、凄くうれしかったですね。ハロプロのファンの方以外にもサトリという役が浸透し、顔も覚えていただいて……堤監督には本当に感謝しかありません」

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 ところが、女優を目指してハロプロを卒業したものの、目の前には厳しい現実が待っていた。「卒業したてのころは『少女漫画のヒロインになれたら』なんて思い描いていたんですが、日々過ごしていくうちに、そういうポジションに届かない自分を実感するようになって。夢を見過ぎて自分の足元が全く見えてなかった」と振り返る。「それに気付いてからは『わたしは主役タイプではない』と言い聞かせながら、どんな役でも、お仕事をくださった方に感謝と誠意をもって、撮影現場でその役と向き合うようになりました。その1つ1つの積み重ねが、今回のようなお仕事にもつながっていくんだなと思います」と続けた。

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 そんな真野を精神的に支えてくれたのが、ハロプロ時代に鍛えた「人間力」なのだとか。「もちろん、歌やダンスのレッスンは大変でしたが、それ以上に、あいさつや礼儀など、先輩から教わる上下関係が厳しかった。大人が決めたルールがあるわけではなく、憧れの先輩をリスペクトする心が、自然に伝統となって受け継がれている」と強調。「ハロプロって意外と体育会系なんですよね。でも、社会で生きていくための『人間力』を教えてくれた、わたしにとってはなくてならないもの。そもそもモーニング娘。さん、松浦亜弥さんに憧れてこの世界に興味を持ったので、ハロプロがなかったら、今の真野恵里菜は存在しない。そういった意味では、わたしの原点ですね」と募る思いをかみしめた。(取材・文・写真:坂田正樹)

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