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「進撃の巨人」が大好き!『パシリム』ジョン・ボイエガ、新作に求めたものとは?

『スター・ウォーズ』のフィン役とはガラリとイメージの違う役に挑んだジョン・ボイエガ
『スター・ウォーズ』のフィン役とはガラリとイメージの違う役に挑んだジョン・ボイエガ - (c)Legendary Pictures / Universal Pictures.

 日本の特撮やアニメへのリスペクトを詰め込んだハリウッド大作の続編『パシフィック・リム:アップライジング』(4月13日公開)で主人公ジェイクを演じたジョン・ボイエガが、オタクな素顔をのぞかせながら、続編への思いを語った。

【映像】東京で大バトル!『パシフィック・リム:アップライジング』予告編

 映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のフィン役で一躍スターとなったジョンは、イギリス出身の26歳。『アップライジング』のPRで来日した際には、日本でガンダムのプラモデルを購入する姿をInstagramにアップして話題になったが、実際にSFやアニメ、特撮好きで「アニメだと今は『進撃の巨人』が大好き。特撮物なら、ウルトラマンが出ている作品全てが僕のナンバーワンだ」と笑みを浮かべる。

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 そんなジョンは、人類の開発した人型巨大兵器イェーガーと巨大生命体KAIJUのバトルを再び描く続編について「オタク仲間たちと話し合ったときに、みんなが観たがっていたものをクリエイティブチームに伝えたんだ」と証言。「僕はイェーガー同士の戦いと、そこにある葛藤を見たかった。人類同士にも葛藤があるはずだし、完全な正義や悪はないと思っているからね。そして、イェーガーを早く動かしたかった。前作の10年後という設定だから、武器も進化しているはずだ。そしてもうひとつ、イェーガーのパイロットたちがどこから来て、どうやってキャリアをスタートしたのか、起源の物語が見たかった」と語る。

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イェーガーを操縦する雄姿にも注目! (c)Legendary Pictures / Universal Pictures.

 その言葉の通り、前作とはまた違った迫力のバトルが展開する本作だが、1作目を手がけた、シリーズの生みの親であるギレルモ・デル・トロ監督は、続編にどの程度かかわったのか。「僕も、ギレルモが続編を監督するのか気になるファンの一人だった」というジョンは、「出演が決定した段階で監督はスティーヴン(・S・デナイト)に決まっていたけど、ギレルモも企画の初期段階にかなり深くかかわったんだ」と告白。その後、デル・トロ監督は後にアカデミー賞に輝く『シェイプ・オブ・ウォーター』の撮影に入ったが、ジョンは「撮影に入ってからプリヴィズ(シミュレーション映像)作成やバトルシーンで問題が持ち上がった時、ギレルモがノートを送ってくれて、それが映画を前進させる助けになった。自分の子供でもあるシリーズへの愛をすごく感じたよ。別の大事な映画をやっているときなのに、こんなサポートをしてくれていいの? と思ったけどね」と感謝を述べる。

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 現在、映画プロデュース業にもかかわるなど精力的に活動するジョンは、イギリスのSFコメディー『アタック・ザ・ブロック』(2012)の成功で注目を浴びてロサンゼルスへ。しかし「1本の映画だけで自分を証明することができたとは思ってなかった。もっと、たくさんやるべきことがあると思ったからLAに移ったんだ。でも長寿シリーズになると思ったテレビシリーズのパイロット版に出たけど失敗した。それから文無し状態でロンドンに帰った」と明かす。「あのころは、まだ業界のこともよく知らなかったから、時間を使って学んだよ。そして、再スタートするべきだと思ったからそうした。それから物事がうまくまわりだした」。

 本作のような大作のかたわら、昨年、映画賞レースをさわがせた『デトロイト』のような作品にも出演しているジョン。「いつも僕は、さまざまなプラットフォームでストーリーを語ることに興味を持ってきた。それが時には『デトロイト』だったり、時にはもっと楽しい『パシフィック・リム』のような映画だったりする」と語ると「俳優としてこうするべきっていうルートは必要ない。これからも僕は、自分が観たいと思う映画に出たいと思ってるよ」と展望を明かした。(編集部・入倉功一)

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