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ユースケのモラハラ夫ぶりに視聴者戦慄 新ドラマ「あなたには帰る家がある」<ネタバレあり>

写真は4月イベントで撮影
写真は4月イベントで撮影

 13日、中谷美紀主演、山本文緒原作の連続ドラマ「あなたには帰る家がある」(TBS系、毎週金曜22時~)が放送スタートとなり、劇中、モラハラ夫を演じるユースケ・サンタマリアの演技に震え上がる視聴者の声が続出している。

【写真】「あなたには帰る家がある」キャスト集合

 石原さとみ主演の「アンナチュラル」に続くTBS系、金曜ドラマ枠で放送される本作は、直木賞作家・山本文緒が1994年に発表した同名の長編小説に基づく家族ドラマ。中学受験を終えたばかりの娘(桜田ひより)を持つ結婚13年目の佐藤秀明(玉木宏)&真弓(中谷)夫妻と、高校2年生の息子(萩原利久)を持つ茄子田太郎(ユースケ)&綾子(木村多江)夫妻、2組の夫婦の日常をコミカルかつ切実、スリリングに活写。第1話では、住宅販売会社勤務の秀明が接客にあたるモデルハウスを茄子田夫妻が訪れたことから、平穏だった秀明の生活が思いがけない方向に向かうことになる。

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 主要キャストの4人はいずれも実力派だが、中でも目を引くのが「男は外で働き、女は男を支えるもの」という典型的な亭主関白夫にふんするユースケ。秀明が茄子田夫妻に営業トークとして「珍しい苗字ですね」と声をかけると、太郎は「聞き飽きた」とばかりにねちねちと嫌味。しかし、若い女性社員(高橋メアリージュン)が現れ同じ話題をふると、ころっと態度を変え猫なで声。後日、茄子田家を訪問した秀明は、太郎が綾子を高圧的な振る舞いで支配するのを目の当たりにする……。

 さらに、綾子に対する執着心はすさまじいようで、秀明と親し気に話す様子を窓から覗き見る様子はホラー映画ばりの恐ろしさ。視聴者の間では「ハマり役」「ゾクゾクした」「怖い」「ガチ過ぎる」とユースケの怪演が話題沸騰となっている。

 ちなみに、ユースケと木村はくしくも2011年放送のNHKドラマ「カレ、夫、男友達」でも夫婦役で共演、ユースケがDV夫を演じていた。また、雫井脩介原作のサスペンス「火の粉」(2016・東海テレビ系)ではとある一家を翻弄する恐怖の隣人・武内真伍役が大いに話題に。真伍と太郎を重ね合わせる視聴者も多く、「バウムクーヘンを焼きだしそう……」といったユニークな声も見られた。

 賞味期限が一日切れたハムをよしとするか、鑑賞用と保存用の映画DVDが並ぶ“聖域”……大雑把な真弓と神経質な秀明、対照的な性格の2人が日々、ささいなことでいがみ合う様子は時に滑稽ながらもまさに「あるある」と共感してしまうもの。一方、茄子田夫妻の方はホラー&スリラー映画のような雰囲気がまとい、対照的な夫婦像に引き込まれる。(編集部・石井百合子)

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