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大きくなった!まえだまえだ、俳優業で活躍中

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左から兄の前田航基、弟の前田旺志郎(航基は2017年、旺志郎は2014年撮影)
左から兄の前田航基、弟の前田旺志郎(航基は2017年、旺志郎は2014年撮影)

 漫才コンビ「まえだまえだ」の兄・前田航基が現在放送中のドラマ「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」に共亜火災の新入社員・南雲役で出演、弟の前田旺志郎も先月放送終了したドラマ「命売ります」にレギュラー出演するなど、成長した二人が俳優として活躍している。

幼い頃のまえだまえだ…初主演映画『奇跡』写真

 1998年生まれの航基と、2000年生まれの旺志郎によって結成されたまえだまえだ。M-1グランプリ2007では史上最年少で準決勝まで勝ち上がるなど、当初は漫才コンビとしてのイメージが強かったが、是枝裕和監督の映画『奇跡』(2011)では家族のきずなを修復しようと奮闘する兄弟役をオーディションで勝ち取り、見事に映画初主演を務めあげた。

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 その後も、兄・航基は2013年のドラマ「斉藤さん2」や2015年の映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』『ソロモンの偽証 後篇・裁判』に出演。特に、撮影前の長期にわたるワークショップを通じた役づくりが生きた『ソロモンの偽証』では、主人公と共に学校内裁判に臨むクラスメート・野田健一役での繊細な演技が光った。そして、2017年には『人狼ゲーム ラヴァーズ』『ハルチカ』『トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡』という3本の出演映画が公開されたほか、NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」で盗賊団の一味であるゴクウ役を務め、舞台「ポセイドンの牙」では初舞台にして舞台初主演を果たすなど多数の作品に参加し、ますます俳優としての注目度を高めている。

 弟の旺志郎も、2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」で松山ケンイチ演じる平清盛の少年時代・平太にふんして注目を浴びたほか、『超高速!参勤交代』(2014)、『海街diary』(2015)、『疾風ロンド』(2016)などで着実に役者としてのキャリアを積み重ね、昨年には映画単独初主演となる『レミングスの夏』が公開。同作では、普段の笑顔を封印して闇を抱えた主人公役という新境地に挑戦している。さらに、NHKの連続テレビ小説「わろてんか」では“しゃべくり漫才”を生み出したキースの幼少期を演じて再注目されるなど、2017年は俳優として飛躍の年となった。

 近年では、須賀健太美山加恋といった子役出身の俳優が成人してイメージを打ち破る役や分野への挑戦を続けているが、まえだまえだの二人は現在19歳と17歳。成長して子どもの頃のイメージから脱出した二人が、これからどんな役に挑戦するのか、今後の活躍に期待できそうだ。(編集部・吉田唯)

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