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「ゴジラ」アニメ版2章公開!前作振り返り<ネタバレあり>

ゴジラ!第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』より
ゴジラ!第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』より - (C) 2018 TOHO CO., LTD.

 全3部作のアニメーション映画『GODZILLA』の第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』が18日に公開された。同作では、衝撃の結末を迎えた第1章『GODZILLA 怪獣惑星』の続きから物語がスタートするが、「前作を鑑賞済みだけれど内容はうろ覚え……」という人向けに『怪獣惑星』を振り返る。(以下、『GODZILLA 怪獣惑星』のネタバレあり)

第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』場面写真

 ゴジラ映画史上初の3DCGアニメーション作品となった『GODZILLA 怪獣惑星』。次々と怪獣が出現し、その怪獣をも駆逐する“破壊の化身”ゴジラの登場で人類は地球からの脱出を余儀なくされ、恒星間移民船で「くじら座タウ星e」を目指して旅立つことになった21世紀初頭が舞台だ。地球の人類のほか、「エクシフ」「ビルサルド」といった異星人もゴジラ討伐のために一つになり、飢えに苦しみながらも共に宇宙生活を送っていた。

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 冒頭、宇宙生活に疲れた老人がどんな星であろうと大地で死にたいという願いを口にするシーンは、本作で描かれる人類の悲願を象徴する場面だ。しかし、20年かけてたどり着いたタウ星eは人類が生存できる環境ではなく、人類はまだゴジラが支配しているかもしれない地球に帰還することになる。

 ところが、時空の歪みが生じたことで、人類が戻ったのは「2万年後の地球」だった。そこで攻撃を受けながらも、決死の戦闘でゴジラを倒すことに成功した人類だったが、「ゴジラは倒した一体だけなのか?」という疑問が提示された瞬間に地響きが起こり、地中深くからゴジラ映画史上最大サイズの体高300mを誇る「ゴジラ・アース」が出現。第1章はこの衝撃的なラストで幕を閉じた。

第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』より - (C) 2018 TOHO CO., LTD.

 ストーリー原案・脚本は、ダークな作風で人気を呼んだ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの虚淵玄が担当。ゴジラを倒したと思ったらさらに巨大なゴジラが姿を現すというドンデン返しや、作品全体に漂う絶望感など、第1章では虚淵らしい要素が随所に見られた。

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 監督は、『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の静野孔文と『亜人』シリーズの瀬下寛之。今年3月の「東京アニメアワードフェスティバル2018」に両監督が登壇した際には、瀬下監督が「神様にしよう! と。ご神木みたいになればいいなと思いました」とアニメ版ならではのゴジラの造形について明かしていた。

第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』より - (C) 2018 TOHO CO., LTD.

 18日に公開された第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』では、前作のラストで主人公・ハルオ(声:宮野真守)を救った人類の生き残りとされる「フツア」の民がカギを握る。フツアの持つ矢じりが、メカゴジラを構成するものと同じ物質である“自律思考金属体=ナノメタル”でできていることが明らかに。これまでゴジラ討伐のために一つになっていた人類サイドだが、第2章ではこのナノメタルをめぐって種族間の考えの違いが浮き彫りになる。

 さらに、第1章ではビルサルドがかつてメカゴジラの開発に失敗していたことが明かされていたが、今作ではゴジラ・アース討伐のためにメカゴジラが新たな姿で登場することもポイントとなっている。ゴジラに故郷の星だけでなく、人間としての尊厳も奪われてしまった人類は脅威に打ち勝つことができるのか、その行方に注目だ。(編集部・吉田唯)

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