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女性レイプ魔が男性を襲う!逆転発想が話題の小説、作者が意図を明かす

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小説を発表した『呪怨パンデミック』などの女優アンバー・タンブリン

 映画『旅するジーンズ』シリーズ、『呪怨パンデミック』などに出演してきた女優のアンバー・タンブリンが、自著「エニー・マン(原題) / Any Man」について、6月26日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【写真】初々しい!『旅するジーンズと19歳の旅立ち』のアンバー

 同書は、女性レイプ魔に襲われた5人の男性を通して、レイプカルチャー(広告や映画などでメディアが作り出す性的暴行が一般化されてきた現代社会の状態)について問題提起した小説。#MeTooムーブメントを受けて、(題材的にも)タイミング良く出版されたように思えるが、実際には、執筆には4年もかかっており、初稿を編集者に渡した後に、#MeTooムーブメントが起きたそうだ。

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 主人公は女性の連続レイプ魔。(一般的に取り上げられる)男性の連続レイプ魔とは異なったアングルで手掛けようとした経緯を「主人公として外見も中身も悪い女性を描きたかった」とアンバーは語る。「この女性は全く母性みたいなものを持たず、あるパワーを使って、男性に危害を加えることを決断するの。男女を問わずほとんどの性的暴行は、危害を加えることを描きたかったわ。それに女性の連続レイプ魔を描くことによって、性的暴行が(一般的には男性が強いとされる)性別的な力関係だけじゃないことも示したかったの」。

 つまり、セクシャルハラスメントやレイプを見つめ直す逆転の発想なわけだが、加えてメディアの影響も小説では描かれている。「男性の性的被害者たちが、まるでナンシー・グレイス(検事出身のキャスター)の番組をほうふつさせるセグメントの中で、被害を受けた状況をあからさまに語る部分があるの。それによって、一般の人たちは(一方的な概念で)なぜ男性がレイプされるの? 成り立つの? という疑問を持つわ。それは、ある意味女性も同じで、例えば性的暴行を受ける前にキスをしていたら、(女性がその後拒否しても)なぜそれがレイプになるのか? とか、あるランジェリーを着ていたら、男性を挑発しているからレイプされても当然みたいなダブルスタンダートを植えつけられることがあるわ」。

 小説では、そんなダブルスタンダートによって不公平な状況に置かれている女性に対して、あえて男性がそういう状況下に置かれている姿を描きたかったそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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