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エミー賞受賞ドラマ、「ウエストワールド」との類似回避でストーリー変更

写真は「ブラック・ミラー」シーズン3より
写真は「ブラック・ミラー」シーズン3より - Netflix / Photofest / ゲッティ イメージズ

 エミー賞を受賞したテレビドラマ「ブラック・ミラー」シーズン3のエピソード「サン・ジュニペロ」が、「ウエストワールド」と類似していたため、当初のストーリーを変更していたことがVultureのインタビューで明らかになった。

【写真】シーズン5の配信も決定している「ブラック・ミラー」

 ファンの間でも人気の同エピソードは、常に80年代という架空の町サン・ジュニペロで恋に落ちた2人の女性を描いた作品。サン・ジュニペロの住人は死後に記憶をデジタル化した人か、死に際にあり、お試しで訪れている人たちだ。

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 シリーズのクリエイターの一人、チャーリー・ブルッカーによると当初は、失くした恋人と疑似体験できるソフトにはまる女性を描いたシーズン2のエピソード「ずっと側にいて」の世界を拡大する予定だったという。「事実上、天国というテーマパークに行けば死んだ恋人や親戚、友人に会えるというストーリーにしたかったんだけど、『ウエストワールド』があったので、これはできなかった。でも、休日に行く天国というコンセプトは残ったんだ」と語る。

 そこで、テクノロジーが中心的な役割を担う同シリーズでレトロなエピソードがないことに気づき、どうやったら、過去を舞台にした先端技術を描けるかと考えたそう。そのときにチャーリーが思い出したのが、「ザ・ヤング・ワンズ(原題)/ The Young Ones」というBBCドキュメンタリー。70歳、80歳代のセレブを1970年代を忠実に再現した家に住まわせ、テレビ番組も当時のものだけにしたところ、信じられないくらい生き生きとし、20歳は若返った様子を捉えていたという。そこでサン・ジュニペロは自分が輝いていた頃に戻れる場所になったようだ。

 同シリーズはNetflixで第5シーズンの製作が決まっているが、まだ配信日は決まっていない。「ブラック・ミラー:サン・ジュニペロ」の続編も含まれるとのうわさも出たが、チャーリーは、「ない」と一言のツイートでうわさを一蹴している。(澤田理沙)

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