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新垣結衣&松田龍平、思いの詰まった「けもなれ」振り返る

「獣になれない私たち」のクランクアップを迎えた新垣結衣&松田龍平
「獣になれない私たち」のクランクアップを迎えた新垣結衣&松田龍平 - (C)日本テレビ

 連続ドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系、水曜夜10時~)の主演を務める新垣結衣松田龍平が先ごろクランクアップを迎え、それぞれ撮影を振り返るなかで、新垣は「想像以上に最初のころはしんどかった」という“すり減らし女子”晶役への深い思い入れを明かした。

【動画】「けもなれ」最終回予告

 プロフェッショナルに社会人としての務めを果たしながらも、自分の気持ちに正直になれずストレスを溜めていく、ECサイト制作会社の営業アシスタント・晶(新垣)と個人事務所の会計士・税理士の恒星(松田)。相性最悪の2人が行きつけのクラフトビールバーで知り合い、図らずも共に影響し合い、変化していくさまが描かれてきた。

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 かつて“都合のいい関係”にあった呉羽(菊地凛子)への想いを断ち切れず、思わぬ瞬間に素顔をさらけ出す恒星の揺らぎを、持ち前の自然体の演技で体現した松田。長年確執のあった兄と向き合うことになった第8話では男泣きするシーンもあり、反響を呼んだ。「本当に色々と楽しかったです。5tapもそうですし、(自分が演じた)恒星の事務所だったり、色々思い出深い場所がたくさんあります。撮影中は、皆さんの作品にかける熱意と笑顔に癒されました」とドラマの重要な舞台にもなったクラフトビールバーを挙げつつ、撮影を振り返る。

 一方、新垣が演じたのは、生真面目な性格ゆえに、ワンマン社長・九十九(山内圭哉)に四六時中こき使われ、恋人の京谷(田中圭)の前でもものわかりのいい女を演じ続けていたキャリアウーマン、晶。新垣は「晶という役が想像以上に最初のころはしんどくて、もうセリフも覚えたくないなとか、(九十九社長に)怒られたくないなとか、怒鳴られたくないなとか思っていたんですけど、最終話を撮りはじめたころから、あと2、3話やってもいいんじゃないかなと(笑)」と本音を吐露。しかし、今では「もうちょっと晶を通して色々な人と関わりたいなって思っている自分がいて、すごく幸せなことだなと思いました」と劇中さながら晶とシンクロしているようだ。

 先週放送の第9話ではそれぞれ試練にうちのめされ、慰め合うかのように、これまでになく接近した晶と恒星だが、最終回でいかなる決着を迎えるのか。複雑に揺れ動いていた2人の関係の行く末も見届けたい。(編集部・石井百合子)

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