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死んだ息子が蘇生…話題の実話映画を「THIS IS US」ケイト女優と監督が語る

母を演じたのは「THIS IS US/ディス・イズ・アス」のケイトでおなじみのクリッシー・メッツ
母を演じたのは「THIS IS US/ディス・イズ・アス」のケイトでおなじみのクリッシー・メッツ

 大ヒットドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス」のクリッシー・メッツが、奇跡的に生き返った少年の実話を基にした映画『ブレイクスルー(原題)/ Breakthrough』について、ロクサン・ドーソン監督と共に、4月9日(現地時間)、ニューヨークのRegal E-Walkシアター上映後のQ&Aで語った。

【写真】「THIS IS US 36歳、これから」

 子供の頃に実の両親に見捨てられ、ミズーリ州に住む敬虔なクリスチャンのブライアン&ジョイス・スミス(ジョシュ・ルーカス、クリッシー)夫妻の養子となったジョン・スミス(マルセル・ルイス)。14歳のある日、友人と凍った湖の上で遊んでいた彼は、氷が粉砕し15分近くも水の中に沈んでしまい死を宣告されるも、奇跡的に息を吹き返す。だが、意識は戻らず昏睡状態となったジョンには、さまざまな困難が待ち受けていた。スミス家の精神的な支えとなる牧師ジェイソンをトファー・グレイスが演じ、テレビシリーズ「スター・トレック エンタープライズ」などのドーソン監督がメガホンを取った。

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 母親のジョイスは非常に感情の起伏が激しいキャラクターだが、その役づくりについてクリッシーは「自分がクリッシー・メッツであることを忘れて演技に徹したわ。役柄がどんな格好をしてようが、どのような声をしていようが、実生活の自分とは全くかけ離れた人物であり、現場では(自分のエゴを持たずに)ストーリーを伝えるためにやってきたことを忘れないことが重要なの。だから、ジョイスが息子ジョンを一度失ったと思った瞬間や、その後ジョンが息を吹き返し、彼女が感動していく姿を敬意を持って演じることができたし、(製作者と俳優を含めた)パズルの1ピースとして参加することができたのよ」と撮影を振り返った。

 また、子供の頃、母親の再婚により義理の兄弟に挟まれ、自分の居場所がないように感じてしまった時期があったという彼女。「教会に行って、そこにいた友人たちと接していたわ。そこで、クリスチャンミュージックを知ることになって、それがわたしの中で重要な位置を占めることになったの。音楽は精神的な癒やしになったわ。だから、子供の頃から、宗教には関わっていたと思うわ」と演じた敬虔なクリスチャンのジョイスとの共通点を明かした。ちなみに、子供の頃には日本に住んでいたこともあるそうだ。

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ロクサン・ドーソン監督
ロクサン・ドーソン監督

 一方、実生活で41歳のときに中国の少女を養子に迎え、育てているというドーソン監督は、「この脚本を最初に読んだときは、そんなストーリーが存在するとは信じられなくて、ネットのニュースで本当に真実なのか検索してみたくらいよ。実際に、ジョン、ジョイス、ジェイソンが映っている写真を見つけて、心の底からこの実話を伝えたいと思ったわ。プロデューサーのデヴォン・フランクリンにも『母親でもあるわたしにとって、とても共感が持てる話だわ』と話したのよ」と本作の魅力を語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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