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『アベンジャーズ』今夜放送!アクションだけじゃない最大の見どころ

ヒーローたちのアンサンブルは名シーンだらけ! - 『アベンジャーズ』
ヒーローたちのアンサンブルは名シーンだらけ! - 『アベンジャーズ』 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 2012年に公開された映画『アベンジャーズ』が、今夜(27日)22時15分からテレビ朝日系で放送される。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のヒーローが集結した記念碑的作品であり、現在公開中の完結編『アベンジャーズ/エンドゲーム』へとつながるシリーズの原点は、MCU最大と言っても過言ではない見どころ、人間ドラマの魅力が詰まった一本でもある。

【動画】『アベンジャーズ』公開時のロバート・ダウニー・Jrインタビュー映像

 地球侵略を目論む異星人チタウリの脅威に、最強のチーム「アベンジャーズ」が立ち向かう本作。諜報機関S.H.I.E.L.D.(シールド)のニック・フューリーによって、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイら、大ヒット映画の主役級キャラクターが招集され、ヒーロー集合映画ならではのド派手な戦いを繰り広げる。

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 しかし、豪華なアクションシーン以上に記憶に残るのは、立場も考え方も違うヒーローたちの関係そのものだ。皮肉屋のアイアンマン=トニー・スタークがアベンジャーズたちにかける気の利いた(?)セリフの数々、トリックスターとして状況をかき回すロキと彼に責任を抱く義兄ソーの関係、自分の内に眠るハルクに苦悩するバナー博士、伝説の兵士であるキャップと彼に憧れを抱くシールド捜査官のコールソン……など、それぞれの事情を抱えたキャラクターたちが織りなすドラマは、MCUが、キャラクター主導のシリーズであることを、あらためて思い出させてくれる。

 マーベル・スタジオ社長にしてプロデューサーのケヴィン・ファイギも、同作に関連したインタビューで、「ファンに好きなシーンを聞くと、キャラクターのシーンが多い。アクションを挙げる人は少ないんだ」とMCUの魅力に言及していた。もちろん、その魅力的なドラマを支えているのは、トニー役のロバート・ダウニー・Jrをはじめとする、名声ではなく、実力やキャラクターとの相性を第一に選ばれたキャストの力が大きいのは言うまでもないだろう。

 2008年にMCUの1作目である『アイアンマン』が公開された当時は、ケヴィンにとっても、まだ構想でしかなかった『アベンジャーズ』シリーズ。続編の『アイアンマン2』や、同時製作に踏み切った『マイティ・ソー』『インクレディブル・ハルク』を経て製作された同作は、11年の歴史を誇るMCUのなかでも、特に重要な位置を占める作品でもある。シリーズが完結する『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開中の今、MCUの魅力を再確認し、劇場での感動を増すためにも、あらためて観ておきたい一本だ。(編集部・入倉功一)

『アベンジャーズ』ロバート・ダウニー・Jrインタビュー映像 » 動画の詳細
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