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カンヌ映画祭開幕!最年少審査員エル・ファニングが魅了

第72回カンヌ国際映画祭

カンヌを魅了したエル・ファニング
カンヌを魅了したエル・ファニング - Marc Piasecki / FilmMagic / Getty Images

 現地時間14日、第72回カンヌ国際映画祭が開幕した。オープニングセレモニーにはアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(『レヴェナント:蘇えりし者』)率いる審査員団が出席し、今年の審査員で最年少となる女優エル・ファニングがケープドレスを優雅に着こなして会場を魅了した。

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 『ネオン・デーモン』や『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』などに出演してきたエルは、まだ21歳ながらカンヌの常連となっている。審査員となった今回はグッチのドレスにショパールのイアリングを合わせたエレガントなスタイルで、レッドカーペットの視線をさらった。

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 オープニングセレモニーに先んじて行われた審査員会見では、「電話で審査員のオファーを受けた時は、完全なショック状態になりました。今でも夢みたい!」と興奮気味だったエル。「今年の映画祭で若者の代表として、その目を通して映画を観られることを誇りに思います」とも語っており、エルの参加によって審査に若い感性が持ち込まれることになりそうだ。

 メキシコ人で初めてカンヌの審査員長となったイニャリトゥ監督は、審査過程について「何が人間的に、感情的に、知的に、我々の胸を打つのか、そして何が我々に怒りを抱かせ、心をかき乱し、あるいは慰めるのか、といったことをみんなで考えていきたい」とコメント。「実際のところ、どんな風になるかはわからないが。僕は何もコントロールしたりしないから。撮影現場でも、家庭でも(笑)」と笑わせ、審査員みんなで進めていきたいと語った。

 このほかの審査員は、『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督(ギリシャ)、『COLD WAR あの歌、2つの心』のパヴェウ・パヴリコフスキ監督(ポーランド)、『幸福なラザロ』のアリーチェ・ロルヴァケル監督(イタリア)、『BPM ビート・パー・ミニット』のロバン・カンピヨ監督(フランス)、漫画家で監督のエンキ・ビラル(フランス)、『ウェンディ&ルーシー』の監督ケリー・ライヒャルト(アメリカ)、『キリクと魔女』の女優マイモウナ・エヌジャイエ(ブルキナ・ファソ)。彼らがコンペティション部門21作品の中から最高賞パルムドールに相応しい作品を選ぶことになる。(編集部・市川遥)

第72回カンヌ国際映画祭は現地時間5月25日まで開催

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