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ハリウッド版『ゴジラ』続編、オリジナルテーマへのオマージュ 作曲家が明かす

音楽にも注目! 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
音楽にも注目! 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』 - (C) 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

 2014年に公開されたハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の続編『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の音楽を担当したベアー・マクレアリーが、あふれる『ゴジラ』シリーズへの愛と共に、本作の音楽に込めた思いを語った。

【写真】圧巻のゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラ!<全10枚>

 「ウォーキング・デッド」など人気ドラマの音楽を担当し、映画『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)、『シンクロナイズドモンスター』(2016)などに参加してきたベアー。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でメガホンを取ったマイケル・ドハティ監督は10年来の友人であり、共に『ゴジラ』の大ファン。まさに「世界そのもの」だったという。「僕はいつだって『ゴジラ』映画とモンスター映画全般を愛してきました。もっとも僕の心に近いジャンルなんですが、仕事で関わることなんてないと思っていたので、このプロジェクトには本当に興奮しましたね」

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 本作ではゴジラに加え、モスラ、ラドン、キングギドラが参戦し、地球を舞台に激闘を繰り広げる。「この映画の全てのモンスターは、ユニークなテーマソングを持っているんです」というベアーは「4体のメイン怪獣それぞれに主要なテーマ曲があります。そのうち2本は、この映画のために僕が作曲したもの。そして残りの2本は、東宝映画のものなんです」と明かす。

 そのテーマが、伊福部昭氏による「ゴジラ」のテーマと、古関裕而氏の「モスラの歌」だという。「マイケルと私が思いついた目標は、楽曲にクラシック映画の感性と現代の叙事詩的な感性を組み合わせることでした。この曲は、昔のスコアでもないし、現代的でもないんです。私の中の多くの個性が非常に奇妙に混じり合った組み合わせでもあります」

 「高揚と興奮の両方を感じる一方で、あの有名な東宝映画のテーマソングを扱うプレッシャーも感じました」というベアー。大の『ゴジラ』ファンだからこそ、責任の重さは実感している。

 同時に抱えていたのが「リブートやリメイク映画が流行しているこの時代において、オリジナルのテーマソングがカメオ出演のようなポジションに追いやられて、エンドクレジットあたりにチラッと紹介されるくらいになってないか」という思い。だからこそ『ゴジラ』のテーマは、ふさわしい使われ方をするべきだと考えていたというベアーは、「今回のスコアに組み入れた2つのテーマソングも、劇伴として機能する楽曲として使用を決めたもの。映画において効果的に使うことがゴールだったんです」と語っている。(編集部・入倉功一)

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は5月31日より全国公開

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