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ペドロ・アルモドバルがベネチア映画祭で生涯功労賞

ペドロ・アルモドバル監督
ペドロ・アルモドバル監督 - Carlos Alvarez / Getty Images

 映画『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』などを手掛けてきたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が、今年のベネチア国際映画祭で生涯功労賞を授与されることが、同映画祭のオフィシャルサイトで明らかになった。

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 アルモドバル監督は、1949年スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州生まれ。両親に司祭になることを期待されたアルモドバル監督は、8歳でスペイン西部カセレスの寄宿学校に送られ、そこで映画と出会う。1967年に映画監督になることを夢見てマドリードに移ったものの、フランコ独裁政権下で国立映画学校が閉鎖され、国営電話会社に就職。その後、スペインの女優カルメン・マウラとの出会いや、8mmカメラを購入して短編を撮り始めたことで、本格的に映画製作を始め、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』でベネチア国際映画祭の脚本賞を受賞、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされ、一躍注目される。その後、『オール・アバウト・マイ・マザー』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞、『トーク・トゥ・ハー』でアカデミー賞脚本賞、『ボルベール <帰郷>』でカンヌ国際映画祭の脚本賞、女優賞を受賞している。2017年には、第70回カンヌ国際映画祭の審査員長を務めた。

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 5月に開催されたカンヌ国際映画祭では、新作『ペイン・アンド・グローリー(英題)/ Pain and Glory』で、アルモドバル監督と何度もタッグを組んできた俳優アントニオ・バンデラスが男優賞を受賞している。

 今年のベネチア国際映画祭では、アルモドバル監督に加えて、『メリー・ポピンズ』『サウンド・オブ・ミュージック』などのジュリー・アンドリュースにも生涯功労賞が授与される予定。ベネチア国際映画祭は、8月28日~9月7日まで開催。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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