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『アベンジャーズ/エンドゲーム』世界興収、『アバター』抜きならず

『アベンジャーズ/エンドゲーム』ポスター
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ポスター - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の新映像追加版が現地時間6月28日から米公開され、週末3日間の興行収入は前週比178.5%増となる553万7,000ドル(約6億円※速報値)を稼ぎ出した。累計の世界興収は27億6,131万8,161ドル(約3037億円)となったが、世界興収ランキング歴代1位の『アバター』(興収27億8,796万5,087ドル・約3,066億円)には及ばなかった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

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 『エンドゲーム』は世界興収ランキング2位につけており、最後のテコ入れとして約7分の映像(アンソニー・ルッソ監督によるイントロダクションに加え、ポストクレジットシーンとして未完成の削除シーン、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の特別映像など)を追加して劇場再上映を敢行したが、『アバター』の壁は厚かった。ボックスオフィスの関係者は、『エンドゲーム』が興収2,700万ドル(約30億円)を近日中に上げ、『アバター』を抜くのは不可能だと The Hollywood Reporter に語っている。

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 ただし、新映像追加版の上映は、7月2日に全米公開を控える『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のプロモーションという側面もある。今回の上映によって、『エンドゲーム』に直接つながる作品としての『ファー・フロム・ホーム』の注目度が一層高まったのは間違いない。

 ちなみに『アバター』も2009年にオリジナル版が公開された翌年、9分間の未公開映像を追加した『アバター<特別編>』を公開しており、世界興収27億8,796万5,087ドル(約3,066億円)のうち、3,300万ドル(約36億円)以上は「特別編」で稼ぎ出したものだ。『エンドゲーム』も未公開映像を追加した「特別編」をいずれ公開すれば、『アバター』抜きも可能だろう。(編集部・市川遥)

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