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サラ・コナーの戦いは続いていた! リンダ・ハミルトン、シリーズ復帰の理由

サラ・コナー役に復帰したリンダ・ハミルトン
サラ・コナー役に復帰したリンダ・ハミルトン

 SFアクションの金字塔『ターミネーター2』(1991)の続編『ターミネーター:ニュー・フェイト』のパネルディスカッションが、アメリカ・サンディエゴで開催中の「コミコン・インターナショナル2019」内で行われ、シリーズに復帰したサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンらが登壇した。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』特別映像

 『ターミネーター2』の公開から、実に27年を経て、再びサラ・コナーを演じたリンダ。彼女の復帰は多くのファンを喜ばせたが、シリーズの生みの親であるキャメロンから連絡があったとはいえ、なぜ60代となった今、復帰を決心したのか。そこには、まさに27年という時間があったという。

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 「キャラクターはそのままでも、時間は全てを変える。27年後ともなれば、さまざまな可能性があるわ。この年齢の女性としても、そそられるものがあった」というリンダは「最初は、以前にやったことに挑み、同じような結果を得ると思っていたけど、それはなかった」と続ける。

 サラに戻るため、1年にわたる肉体づくりに挑んだリンダ。その結果、肉体だけでなく、悲しみを抱えたサラの内面により近付けたと自負する。「ある朝、目覚めて気がついたの。もう、かつての自分になろうと心配する必要はない。私は、あの時の自分以上だからよ」と明かすと、会場からは大歓声。リンダも「豊かな人生経験は、自分の役をも豊かにするのよ」と続けた。

 この日は、T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガー、新型ターミネーターREV-9 役のガブリエル・ルナ、彼に追われる女性ダニー・ラモス役のナタリア・レイエス、ダニーを守る機械の体を持った女性グレース役のマッケンジー・デイヴィスディエゴ・ボネータ、そしてティム・ミラー監督も登壇。

 これまで幾度もターミネーターを演じてきたシュワルツェネッガーは「カムバックする必要はないと言われても、もちろん、カムバックする必要があると答えるよ。僕はターミネーター中毒だからね」とジョークを交えつつ「僕のアクション俳優としてのキャリアを本当に意味で決定づけてくれた作品だ。『コナン・ザ・グレート』をやった後、ジム(キャメロン)からターミネーターをやってほしいと言われて以来、僕の人生は変わったんだ」とシリーズ愛を語っていた。

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画像テキスト
再びT-800を演じるアーノルド・シュワルツェネッガー

 会場では本作の最新映像も公開され、サラの背景などが明らに。サラは“審判の日”を回避した後、ターミネーターを狩る日々を送っていた模様。REV-9に追跡される普通の少女ダニにかつての自分を重ね、彼女を守ろうと奮闘するようだ。映像では、機械の体でREV-9と激闘を繰り広げるダニの守護者グレースが、未来からやってきた戦士であることを示唆するカットや、彼女たちを守るT-800の登場に衝撃を受けるサラのカットもあり、より謎が深まる仕上がりになっていた。(編集部・入倉功一)

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日より全国公開

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