『毒戦』リュ・ジュンヨル、撮影後チョ・ジヌンと交わした熱い抱擁

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『毒戦 BELIEVER』は公開中 - (C) 2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved.

 『毒戦 BELIEVER』でラク役を務めたリュ・ジュンヨルが、日本公開に際しメールインタビューに応じ、ウォノ刑事役のチョ・ジヌンとの抱擁エピソードをはじめとする撮影裏話を明かした。

リュ・ジュンヨルの存在感!『毒戦 BELIEVER』フォトギャラリー

 ジョニー・トー監督の『ドラッグ・ウォー 毒戦』(2012)を韓国でリメイクした本作。姿なき麻薬王を執拗に追い続ける麻薬取締官のウォノ刑事(チョ・ジヌン)が、組織に見捨てられた青年ラク(ジュンヨル)と手を組んで大胆かつ危険極まりない潜入捜査に挑む姿を描き出す。

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 無表情で口数も少なく、どこか虚無感を放つラク。一見同じような表情に見えるが、その内に複雑な感情を抱えたこのキャラクターを完璧に体現してみせたジュンヨルは、演じる上で繊細な感情表現にやりがいを覚えたという。

 「無表情なラクの内面に渦巻いている感情は何だろうかという部分に悩んで演技することにやりがいを感じていました。『感情がうまく表現できないな』と思った時は必ずNGが出ていたし、『上手くできたかも』と思った時には、監督もOKをしてくれました。チョ・ジヌンさんもOKの時はうなずいてくださったので、嬉しかったですね」

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 誰ひとり素性を知らない麻薬王のイ先生を追いかけるウォノと、組織に見捨てられたラク。物語はこの二人の出会いから大きく動き出すが、ジュンヨルは二人の関係を「ラクはとても孤独で空虚なキャラクターです。ですので、自分自身を探していく中でチョ・ジヌンさん演じるウォノに心惹かれていったのだと思います」と説明する。

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 「ラクのことを一番に理解し、ラクのそばに最も近い存在がウォノなんです。ラクは『私は誰だ?』という答えを生涯追い求めていました。突然空から落ちてきたように現れて、自分が誰であるかも分からない母親の下で育ったので、自分がどういう存在なのか知りたかったんです。恐らくウォノの手を握った理由もそのためだったと思います。ラクは、イ先生を追い求めるウォノを見て『この人なら本当の自分を見つけてくれそうだ』と感じたのでしょう」

 ウォノ役のチョ・ジヌンとは、最後の撮影シーンを終えた後、引き寄せられるように抱擁をした。「『お疲れ様』という単純な抱擁ではなく、ラクとウォノのお互いの感情に決着を着けようという気持ちでした。抱擁した後、ラクというキャラクターのことが分かったような気持ちになったんです。あの時のことは忘れられません」としみじみと振り返る。

 さらに、ラクというキャラクターを演じて“役から抜け出せない”という経験を初めてすることになった。これまで「俳優の皆さんがよくおっしゃる『演技以外の時間もその役から抜け出せない』という感覚に共感することができなかった」というジュンヨルだが、本作では撮影中常に感情移入していたためラクから抜け出せなくなることがあったそう。「わけもなく憂鬱で孤独で空虚さを感じていました。現場でキャストやスタッフの皆さんと冗談を言いながら、笑ったり騒いだりしていたのに、ふと背を向けた瞬間に苦々しい気持ちが胸に湧き上がって来たり……。こんな経験をしたのは初めてでした」

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 そうした状態にあったジュンヨルの癒やしとなったのは、同時に撮影を行っていた『リトル・フォレスト 春夏秋冬』の現場だった。「『リトル・フォレスト』の現場では度々『一体向こうでどんなひどいことをされてるの?!』と尋ねられました(笑)」とお茶目に当時のことを述懐するジュンヨルは、「私が癒しを求めに現場に来ていたことが、にじみ出ていたようです(笑)」と続ける。

 「実は堅実に役を作り上げるタイプなのですが、素直に演技することの大切さを知りました。学び多き現場でした」と本作で俳優として新たな気付きを得たジュンヨル。その経験を経て、今後さらに進化した姿をスクリーンで見せてくれるだろう。(編集部・吉田唯)

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