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新世代アクション女優・山本千尋の初主演作、割れんばかりの拍手で場内沸かす!

山本千尋と坂本浩一監督
山本千尋と坂本浩一監督

 女優の山本千尋が19日、京都市で開催中の京都国際映画祭2019で上映された「BLACKFOX: Age of the Ninja」の舞台あいさつに坂本浩一監督と共に登壇。山本にとって初の主演作となった本作に、場内からは割れんばかりの拍手が送られた。

山本千尋の本格アクション!「BLACKFOX: Age of the Ninja」特報【動画】

 本作は、アニメ『BLACKFOX』との連動プロジェクトから生まれた特撮アクション時代劇。近未来に生きる忍者一族の末裔を描くアニメ版に対して、実写版ではその祖先の活躍が描かれる。

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 主演デビューを飾った山本の気迫がスクリーンを通して伝わったのか、上映後は割れんばかりの拍手が場内に鳴り響き、山本と監督がステージに登場すると一層大きい拍手が送られた。17歳のときに映画『太秦ライムライト』でスクリーンデビューを果たした山本は、「また、太秦で初めての主演作を撮影できたことはとても嬉しくて背中を押してもらえました」と笑顔を浮かべた。

 「仮面ライダー」「ウルトラマン」「スーパー戦隊」シリーズなどを手がけてきた坂本監督は、山本のヒロイン抜てきについて、「この子はものすごいものを持っている。彼女の中に秘めたパワーを感じていたし、演技力、ルックス、そして目力の素晴らしさですぐに主演を決めました」と“新世代アクション女優”として注目される彼女のポテンシャルを絶賛。

 撮影の様子を聞かれた山本が「坂本監督はアメリカでずっとお仕事をしていたので現場がすごく楽しく明るくて、笑いの絶えない現場なんです。でも今回はすごく厳しかったので、追いつめられることがたくさんありました。それでもラストシーンの立ち回りを何回も何回も撮影して、緊張感を作っていただいたのですごく嬉しかったです」と厳しかった監督の演出を振り返ると、監督が「山本さんにはこの映画できちんとアクションができるアクション女優になってほしかったんです。今回は、鬼気迫ったアクションを撮りたくて、変なカット割りもせず、ごまかしなしの長回しでアクションシーンを撮りました。彼女はそれを耐えられる才能と実力、そして精神力を持っていました」と厳しい撮影に込めた思いを吐露した。

 3歳の頃から武術太極拳を学び、多くの世界大会で優勝経験を持つ山本が、得意とする中国武術を封印し、組手や投げ技など新しいアクションに挑戦した本作。彼女が本作にかけた思いの強さが生んだアクションシーンが人の心を打ったことは、トークショーの最中に何度も上がった客席からの拍手で大いに伝わってきた。(森田真帆)

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