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蒼井優主演×黒沢清監督、8Kドラマ「スパイの妻」来春放送

蒼井優&黒沢清監督
蒼井優&黒沢清監督

 女優の蒼井優が、映画『CURE』『散歩する侵略者』などで知られる黒沢清監督によるサスペンスドラマ「スパイの妻」で主演を務めることが決定した。1940年の神戸を舞台に、戦争に翻弄されながら信念と愛を貫こうとする女性を描く物語で、映画『寝ても覚めても』の濱口竜介監督らが黒沢とともに脚本を手掛ける。来春、NHK BS8Kで放送予定。

【写真】蒼井優出演×黒沢清監督の2014年の映画

 本作は、満州で恐ろしい出来事に遭遇し、世に知らしめるべく行動を起こす貿易商と、彼の身の安全と夫婦の先を見据えて夫の意志を阻もうとする妻(蒼井)を描くラブサスペンス。黒沢監督が、自身初となる8K・スーパーハイビジョンの撮影に挑む。

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 現在公開中の映画『宮本から君へ』も話題の蒼井は、これまで黒沢監督のドラマ「贖罪」(2012・WOWOW)や映画『岸辺の旅』(2015)に出演しているが主演は初。「黒沢監督と組ませていただくのは今回で3度目ですが、主演は初めてなので、とてもうれしいです。そして、濱口竜介さんたちの書かれた言葉が、映像ではあまり挑戦したことないタイプの口語なので、どういうリズムになるのか、また力のあるキャストの皆さんとどういう芝居になっていくのか楽しみです」とコメントを寄せた。

 黒沢監督は、「古典と言っていい戦時下のサスペンスを最新のデジタル映像で物語ってみる、そんなチャンスが私に訪れたことを大いに喜んでいます。しかも主演は蒼井優さん。彼女なら、歴史的であり同時に最先端でもある風景の中に、何の矛盾もなく存在してくれることでしょう」と撮影に期待を寄せている。(編集部・石井百合子)

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