上白石萌歌『子供はわかってあげない』映画化で主演 共演に新星・細田佳央太

映画『子供はわかってあげない』(2020年初夏公開)より。主演の上白石萌歌(右)と共演の細田佳央太 - (C)2020「子供はわかってあげない」製作委員会(C)田島列島/講談社

 「モーニング」で連載された漫画家・田島列島の長編デビュー作「子供はわかってあげない」が、上白石萌歌主演で映画化されることが11日、明らかになった。高校2年生の男女のひと夏を描く青春ストーリーで、映画『町田くんの世界』で主演に抜擢された新人・細田佳央太と共演する。監督は、映画『横道世之介』『モリのいる場所』などの沖田修一。2020年初夏公開予定。

【写真】1,000人を超える応募から選ばれた細田佳央太の主演作

 2014年に「モーニング」で連載され「マンガ大賞2015」で2位にランクインした原作漫画に基づく本作。水泳部の朔田美波(さくた・みなみ)と、ちょっと変わった書道部員の門司昭平(もじ・しょうへい)の出会い、初恋、父親捜しの旅が描かれる。美波にふんするのは今年、ドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)や大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」などで話題を呼んだ上白石萌歌。もじくんこと門司役に、石井裕也監督の映画『町田くんの世界』で1,000人を超えるオーディションで主演を勝ち取った17歳の細田佳央太がふんする。

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 本作は今年7月から8月にかけて1か月にわたって撮影され、上白石は「10代最後の夏はすべての想いをこの作品に込めました。きっと人生の宝になります」とコメント。念願かなっての沖田監督との初タッグを「かねてから大好きだった沖田監督の作品に携われることが心から幸せでした。瑞々しい原作の空気感と沖田監督の映像美がどんな化学反応を起こすのか楽しみで仕方がありませんでした。ずっと沖田監督の世界で息をしていたくて、撮影が終わるのがとても寂しかったです」と振り返る。

 また、上白石いわく共演の細田は「門司くんは彼そのもの」。「お芝居をするうえで一番助けられた存在。細田さんがいなければ美波を演じきれなかったかもしれないと思うほどです」と彼の演技を評している。細田、沖田監督、原作者・田島のコメントは以下の通り。(編集部・石井百合子)

細田佳央太(門司昭平役) 

 沖田監督から『原作の門司くんっぽさは台詞で表しているから、細田くんは自由にお芝居して良いよ』と言って頂いて作品に入ったので、原作を意識しすぎず自分らしく門司くんと向き合うことが出来ました。沖田組の明るく、笑いが絶えない雰囲気が、自然と原作の世界観に寄っていったのだと思います。上白石さんにもお芝居で引っ張って頂き、特にラストシーンの二人芝居では、目のお芝居に感化されました。高校最後の夏に沖田組での撮影に参加させて頂けたこと、素敵な共演者・スタッフの方々・作品に巡り会えたこと、全てに感謝です。

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沖田修一(監督)

 何気なく手にして読んだ、好きな原作でした。田島列島さんの描かれた、独特のユーモアのようなものを、映画にするのが、難しそうでしたが、それ以上に楽しそうで、挑戦してみることにしました。美波を探す中で、上白石さんに会いました。自分の映画の雰囲気に、とても似合いそうだと思いました。素朴な可愛らしさがあって、映画のために身体を張ってくれる強さもありました。あと、すごい泳げました。細田くんは、驚くほどに純粋な青年で、今時珍しいくらいでした。この二人と一緒に、映画を作れる喜びを感じながら、一夏の撮影をさせてもらいました。

田島列島(原作者)

 この度『子供はわかってあげない』が実写映画化という事で、漫画・映画好きの心の中に常にある漫画の実写映画化どないやねん問題ですが、あの沖田修一監督が撮ってくださるということで、私、イチ邦画ファンとしましても大変出来上がりが楽しみな作品です。私の漫画を大切に思ってくださる方にも楽しみにして頂けたら嬉しいです。

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