永作博美&井浦新、河瀬直美監督『朝が来る』で夫婦役

映画『朝が来る』で夫婦を演じる永作博美&井浦新 - (C)2020『朝が来る』Film Partners

 女優の永作博美が、東京2020オリンピックの公式映画監督に就任した河瀬直美監督の新作『朝が来る』(2020年初夏公開)で主演を務めることが22日、明らかになった。永作が演じるのは、子を授かることが叶わず特別養子縁組により男の子を家族に迎える女性。その夫に井浦新がふんするほか、蒔田彩珠浅田美代子らが出演する。

【写真】キャスト場面写真

 本作は、2015年に刊行された直木賞作家・辻村深月の同名小説に基づき、特別養子縁組により男の子を家族に迎えた夫婦と、中学生で妊娠し子供を手放すことになった幼い母が交錯する物語。2016年に安田成美川島海荷の共演により連続ドラマ化された。

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 心から望みながらも、実の子を授かることができなかった夫妻に永作&井浦。望まぬ妊娠をしてしまった少女に是枝裕和作品の常連・蒔田。栗原夫婦とひかりを引き合わせる女性を、『あん』に続く河瀬作品となる浅田が演じる。

 永作と井浦は初参加となる河瀬組を、それぞれ以下のように振り返っている。「いつ撮影は始まったのか……何が本当なのか…現場で1つになった心臓の音がいつもドックンドックン響いていた」(永作)、「河瀬監督の現場は、どう芝居をするかではなく、どう“生きるか”が求められます。それができる環境を監督を始めスタッフの方々皆が徹底して作り上げてくれました」(井浦)。

上段:永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子。下段:中島ひろ子、平原テツ、駒井蓮、田中偉登、佐藤令旺

 その他、ひかりの母に中島ひろ子、父に平原テツ、姉に駒井蓮、ひかりの恋人に田中偉登(たなか・たけと)。永作演じる佐都子の養子を、子役の佐藤令旺(さとう・れお)が演じる。永作、井浦、蒔田、浅田のコメントは以下の通り。(編集部・石井百合子)

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永作博美(栗原佐都子役)
自らの人生の中でも岐路というのは本当に究極の選択の様なものばかりでいつも「試されてるな……」と感じる。それをフィクションの中でフルに実践している河瀬監督の撮影手法に驚き、いつ撮影は始まったのか……何が本当なのか…現場で1つになった心臓の音がいつもドックンドックン響いていた。皆がその静寂にどう在るのか考えただけでまた心臓が鳴ります。

井浦新(栗原清和役)
12年程前に、奈良から京都への電車の中で河瀬直美監督と初めて出逢いました。柔らかくも鋭く自分の内側に語りかけ、眼差しは心の中を見つめられてるようで、電車に揺られ話した時間は今も鮮烈に記憶に残っています。今回、河瀬組への初参加の機会をいただき、あの日から積みあげられた想いを全開で挑みました。河瀬監督の現場は、どう芝居をするかではなく、どう“生きるか”が求められます。それができる環境を監督を始めスタッフの方々皆が徹底して作り上げてくれました。その中で俳優部は魂を擦り減らしながら生をぶつけ合う。このように作品への、人間への、深い愛に溢れた現場で生きることで、生命を育む地球の記憶についてまで再発見する事ができ、とても感動しました。12年前に河瀬監督から聞かれた「あなたはどんな人間ですか?」この問いに少しでも答えられるよう全身全霊の日々でした。今もその言葉は自分を突き動かす原動力となっています。

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蒔田彩珠(片倉ひかり役)
原作を読んだ時、ひかりに起こった事は、誰に起こってもおかしくない事だと、感情移入しすぎてしまい、辛かったです。私がひかりの気持ちを背負うことで、ひかりを傷つけてしまうんじゃないかと不安にもなりましたが、撮影が進む中で、自分がひかりになったと感じた瞬間があり、とても強い心を持つことができました。この映画を通して、私と同世代の方々をはじめ多くの人に、人間の強さや弱さ、優しさ、命について深く考えるきっかけになれば、嬉しいです

浅田美代子(浅見静恵役)
久しぶりに河瀬組……正直怖かった。何故なら河瀬監督には嘘(お芝居)は通用しないから。『その役に生き!!』撮影期間中はずっと「浅見」で過ごした……そしてクランクアップ、「浅見」が私の中から出て行った時、新しい私が生まれた瞬間だった。縁というものにより河瀬監督と出会えたこと幸せだと心から思う。

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