【ネタバレ注意】『スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け』カメオ出演＆アイテム解説

　映画『スター・ウォーズ』シリーズのエピソード9となる『スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け』。全9作の完結編にふさわしく、劇中に登場する、過去のシリーズに登場した懐かしのキャラクターたちやマシーン、アイテムの一部を紹介する。（以降『スカイウォーカーの夜明け』の内容に触れています）

スタッフのカメオ

　本作には、監督、脚本家、作曲者までカメオ出演している。メガホンを取ったJ・J・エイブラムス監督は、初登場となった新ドロイドD-O（ディー・オー）の声を担当。さらに、『ジェダイの帰還』で発した「罠だ！」の名セリフで有名な反乱軍のアクバー提督の息子アフタブ・アクバーの声は、脚本を手掛けたクリス・テリオが担当している。

　声の出演といえば、声優としての実績もあるルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルも、レジスタンスに帝国軍の情報を伝えるツノのあるエイリアン・ブーリオの声を演じているという。そして、シリーズ全9作の音楽を手掛けた名作曲家ジョン・ウィリアムズは、特殊メイクでカメオ出演。惑星キジミの酒場のバーテンダー、オマ・トレス（Oma Tres）を演じている。

懐かしのあの顔が！

　クラマックスの大戦闘シーンで「やるね！」というセリフと共に一瞬アップになるパイロットは、反乱軍の名パイロット、ウェッジ・アンティリーズ。彼は『スター・ウォーズ／新たなる希望』（1977）でルークと共にデス・スターを破壊するために戦い、『スター・ウォーズ／ジェダイの帰還』（1983）ではランド・カルリジアンと第2デス・スターを攻撃した人気キャラ。もちろん、旧作と同じ俳優デニス・ローソンが演じている。

　そして、やはり終盤に姿を見せるのが『ジェダイの帰還 』で大活躍したイウォーク族。その一人ウィケットを演じているのは、過去作でも同役を務めたワーウィック・デイヴィス。そして、ウィケットの隣にいるイウォークは、彼の実の息子ハリソンが演じている。また、小さな種族のカメオといえば、物語の終盤で巨大な廃品回収クローラーの隣で騒いでいるのは『新たなる希望』からシリーズに登場しているジャワ族だ。

あのジェダイが登場

　映画やテレビアニメシリーズで活躍したジェダイたちの声を聞くこともできる。映画のオリジナル・トリロジーからは、ルーク役のマーク・ハミル、ヨーダ役のフランク・オズ、オビ＝ワン・ケノービ役のアレック・ギネス。プリクエル・トリロジーからは、クワイ=ガン・ジン役のリーアム・ニーソン、オビ=ワン役のユアン・マクレガー、メイス・ウィンドゥ役のサミュエル・L・ジャクソン。

　そしてアニメシリーズでは「スター・ウォーズ：クローン・ウォーズ」から、アソーカ・タノ役のアシュリー・エクスタイン、アイラ・セキュラ役のジェニファー・ヘイル、ルミナーラ・アンドゥリィ役のオリヴィア・ダホ、アディ・ガリア役のアンジェリーク・ペリンが、「スター・ウォーズ　反乱者たち」からはケイナン・ジャラス役のフレディ・プリンゼ・Jrが参加している。

どこかで見たアイテムが!?

　その他にも本作には、過去シリーズを彩ったマシーンやアイテムが続々と登場する。

デジャリック
『新たなる希望』でチューバッカがミレニアム・ファルコンのホロチェス台で遊んでいたゲーム。本作でもチューイがフィンたちとプレイしている。『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』（2015）、『ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』（2018）にも登場。『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』（2016）にも、ホログラムではない実物版が出てくる。

第2デス・スター
『ジェダイの帰還』でランドたちが破壊した第2デス・スターが登場。円形の窓のある部屋は、ルークと皇帝が対決した皇帝の玉座の間だ。

ルークのXウイング
ルークの戦闘機であるXウイングは前作『最後のジェダイ』にも登場。ルークが隠遁していた惑星オク=トーで、海の底に沈んでいた。

メダル
『ジェダイの帰還 』のラストで、レイアからルークとハン・ソロに贈られたメダル・勇気記章が今回も登場する。

名船の数々
映画やアニメシリーズで活躍する宇宙船が続々。『スカイウォーカーの覚醒』でハン・ソロとチューイが乗っていた貨物船エラヴァナ、アニメ「クローン・ウォーズ」のジェダイ訓練クルーザー、クルーシブル、「反乱者たち」で主人公たちが乗る軽貨物船ゴースト、さらに「スター・ウォーズ　レジスタンス」の主人公たちが働く給油プラットフォーム、コロッサスとおぼしき船たちが。

　他にもおなじみのキャラやアイテムが隠れているに違いない『スカイウォーカーの夜明け』。観るたびに新しい発見がありそうだ。（平沢薫）