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声優・森川智之、藤原啓治さん死去に「寂しくてたまらない」映画秘宝に追悼文

「映画秘宝」2020年7月号/税込1,320円で双葉社より発売中
「映画秘宝」2020年7月号/税込1,320円で双葉社より発売中 - 『時をかける少女』原田知世 (C)KADOKAWA 1983

 声優の森川智之さんが、21日に発売された映画専門雑誌「映画秘宝」7月号で、4月12日にがんのため55歳で亡くなった藤原啓治さんについて、長文の追悼文を寄せた。

藤原啓治さん吹替『ドクター・ドリトル』日本語版本編映像

 旧知の仲であり、2016年に藤原さんが病気療養を理由に休養に入ると、「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし役や「交響詩篇エウレカセブン」のホランド役を引き継いだ森川さん。藤原さんの訃報には「からだの一部をもがれたような衝撃と喪失感にかられた」という。

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 互いに新人声優だったころに出会い「2人でよくモブキャラをやりくりして演じていた......」という森川さん。『シャーロック・ホームズ』シリーズでは、 ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)とワトソン(ジュード・ロウ)役で見事な掛け合いを披露し、『フィリップ、きみを愛してる!』(2009)では、恋人同士を演じたジム・キャリーユアン・マクレガーの声で共演。尊敬と憧れを込めて、藤原さんを「男も惚れる雰囲気を纏った役者」と称賛する森川さんは、再び共演する日を楽しみにしていた。それだけに「作品たちは残るが、これからの作品で会えないとなると寂しくてたまらない」と無念をにじませながら、その死を悼んでいる。

 誌面では、漫画家・麻宮騎亜さんや、『ダークナイト』の吹替版も手がけた音響監督・岩浪美和さん、そしてアニメーション監督の湯浅政明さんらも藤原さんを追悼。また「藤原啓治、名仕事集」「藤原啓治吹替3 必見・必聴作選」などの特集で、藤原さんの名演を振り返っている。

 また、メイン特集では、4月10日に82歳で死去した大林宣彦監督の特集「大林宣彦映画入門」を掲載。大林映画のヒロインベスト5や、大林監督ロングインタビューの再掲、映画評論家・町山智浩さんが7つのキーワードで大林映画を読み解くなど、文字通りの永久保存版となっている。

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 そして、映画館応援特集「ミニシアター&名画座の新たなる試み最前線!」では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業により窮地に立たされた、全国のミニシアターや東京の名画座、その支援に立ち上がった人々の声を徹底的に紹介。「映画秘宝」だからこそ語った映画館主たちの思いを込めた、映画ファン必携の一冊になっている。(編集部・入倉功一) 

「映画秘宝」2020年7月号は株式会社双葉社より発売中(定価:税込1,320円)

藤原啓治、小野大輔、斉藤壮馬らが吹き替え!『ドクター・ドリトル』日本語吹き替え版本編映像 » 動画の詳細
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