ルーヴル美術館、7月6日に再開!予約制で「密」防止

[パリ 24日 ロイター] - 新型コロナウイルス流行を受けて閉館していたパリのルーヴル美術館では、7月6日の再開に向けた準備が大詰めを迎えている。
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再開後は、これまでのように、ダヴィンチの「モナ・リザ」といった名画の前に黒山の人だかりができることはなくなりそうだ。
来館は日時予約制にして人数を制限し、特定の時間に来館者が集中しないよう分散する。館内の移動は一方通行とし、手指消毒のためのジェルを設置。マスクの着用や、他の来館者と1メートルの距離を置くよう呼び掛ける表示板も置いた。
再開後、当初の来館者数は、新型コロナ流行前の2割にとどまる見通し。
ジャン=リュック・マルティネズ館長は、4万5,000平方メートルという美術館の広さから社会的距離の確保は難しくないとの見方を示した。
例年、夏の期間は月100万人程度の来館者があった。うち4分の3は外国人観光客が占めていた。
マルティネズ館長は、新型コロナ対策のロックダウン(都市封鎖)の影響は、イベントの中止、チケットやグッズの販売収入喪失で4,000万ユーロ(4,500万ドル)前後になったと述べた。通常の状態に戻るには2~3年かかりそうだが、この危機を乗り越えると語った。