ポール・マッカートニーら、音楽ライブ事業への政府支援を訴え

[2日 ロイター] - ポール・マッカートニー(78)やエド・シーラン(29)など英国の有名ミュージシャンら約1,500人が連名で、音楽ライブ事業への政府支援を求める書簡を送付したことがわかった。
【動画】ビートルズの名曲だらけ!映画『イエスタデイ』特別映像
ダウデン英デジタル・文化・メディア・スポーツ相に宛てた書簡では「コンサートや音楽フェスと、その分野で働く何十万人もの人々の先行きは見通せない。通常どおりの事業再開が可能になるのは早くても2021年になるとみられる。それまでに多くの事業破綻が発生するのを防ぐため、政府の支援が不可欠だ」としている。
また、関連企業や雇用の支援とあわせて、ライブ会場が再開可能となる期日を明示するよう求めた。
書簡には、ロッド・スチュワート(75)、エリック・クラプトン(75)、 ロックバンドのコールドプレイ、ローリング・ストーンズら著名ミュージシャンのほか、プロデューサーやコンサート会場の運営者らが名を連ねている。
ダウデン文化相は1日、ツイッターに、再開期日の提示に向けて調整しており、いずれ明確な工程表を示す、と投稿。ただ、ライブ会場の再開は社会的距離の確保の観点から容易ではないとの認識も示した。
英経済に対するコンサート事業の寄与は45億ポンド(約6,000億円)、2019年の関連事業の雇用者数は21万人に上る。