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「MIU404」も高評価!岡田健史の快進撃止まらず

「MIU404」第10話より九重世人(岡田健史)
「MIU404」第10話より九重世人(岡田健史) - (C)TBS

 TBSドラマ「MIU404」(ミュウ・ヨンマルヨン 毎週金曜よる10時~)で新米の警部補・九重世人(ここのえ・よひと)を好演する岡田健史。2018年10月期放送の「中学聖日記」で有村架純演じるヒロインの相手役に抜擢されて以来、わずか2年の間でドラマや映画で引っ張りだこ。綾野剛星野源橋本じゅん麻生久美子らを相手に、役柄と同様に成長を見せる岡田の魅力に迫る。

ラスボスは…?菅田将暉ら「MIU404」10話場面写真

 「MIU404」で演じるのは、警視庁刑事部・第4機動捜査隊・隊員の九重。父親が警察庁刑事局長というサラブレッドで、今まで何事もうまくこなしてきたという自信から、どこか上から目線になりがちで、初めは年上の伊吹(綾野)や志摩(星野)に対しても生意気な態度をとっていた。しかし、先週放送の第9話ではいまだかつてない活躍を見せることに。かつて、自身がとり逃した虚偽通報事件で逃走中の高校生・成川(鈴鹿央士)が関わる事件が勃発し、責任をとるべく自ら名乗りを上げて成川の身柄確保に奔走。成川の母親に頭を下げて協力を懇願する姿もあり、ラストで成川を全力で受け止めるシーンでは「1話とは別人」「回を重ねるごとに成長している」「ぐっとカッコよくなった」「大人の表情になった」などなど、九重、そして岡田の俳優としての成長にしみじみする視聴者の声が多く寄せられている。

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 公式サイトのインタビューでは、九重役に対し「世間知らずですね。自分のやってきたことにすごく自信を持っていて、自分の意見をはっきり言えてしまう人物。たとえ上司であっても意見をいいますし、見ていてイラっとしてしまうぐらい(笑)」と率直な感想を述べていた岡田。その一方で「でも、これから第4機捜で働くうちにどういう風に変化していくのかが見どころだと思いますし、僕も楽しみにしています」と語った通り、劇団☆新感線所属の超ベテラン・橋本が演じる先輩・陣馬とのバディーを経て刑事として、人としても目覚ましい成長を見せている。なお、橋本いわく現場では「岡田くんとは、映画(洋画)の話をよくしますが、野球の話も多いです」とのこと。

MIU404
陣馬(橋本じゅん・右)とのバディぶりも好感度大

 塚原あゆ子監督とも九重について話し合ったといい、「唯一この作品のレギュラーキャストの中で若い世代が九重だけなので、『こういう若い子いるよね』って思ってもらえるようなキャラクターにしたいと。僕は九重のようにドライなタイプではないと思っているので、よく聞く『若い人たちってこうなんだよ』っていう話を参考にしたり、『僕にもそういう部分あるかな』と考えたりして必死に九重を作り上げています。自分とは全く違う九重を演じることは楽しいですし、幸せだなと思います」と、どのようにアプローチしたのかを明かしている。

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 28日放送の第10話では、裏カジノオーナーのエトリが爆死したことから「機動捜査隊」(通称:機捜)が急展開を迎える。そんな中、九重は桔梗隊長(麻生)の指令を受け、エトリと深いつながりがあるとみられる久住(菅田将暉)に迫るべく、再び成川に接触する重責を担う。予告動画には陣馬の「九重は機捜じゃなくなった」という言葉もあり、メンバーを外れることになるのか、ネット上をざわつかせている。

 岡田は今年、「大江戸もののけ物語」(NHK BSプレミアム)「いとしのニーナ」(FOD)などドラマ主演が続き、来年放送の「青天を衝け」で初の大河ドラマ出演も決定したほか、今後、綾野と共演する『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』(11月13日公開)、『新解釈・三國志』(12月11日公開)など新作映画が待機中。雫井脩介のサスペンス小説を映画化する『望み』(10月9日公開)では、堤真一演じる主人公の息子に。同級生を殺害した疑惑が浮上するキーパーソンの高校生を演じる。また、当初6月5日の封切りを予定していた人気ドラマの劇場版『奥様は、取り扱い注意』は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期されている。(編集部・石井百合子)

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