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首を絞められると死んだ妻に会える…フィンランド映画『ブレスレス』12月日本公開

映画『ブレスレス』ポスタービジュアル
映画『ブレスレス』ポスタービジュアル - (c) Helsinki-filmi Oy 2019

 第72回カンヌ国際映画祭監督週間に選出されたほか、フィンランドのアカデミー賞にあたるユッシ賞では主演男優賞など6部門受賞を果たした映画『Dogs Don't Wear Pants』の邦題が『ブレスレス』に決まり、12月11日より日本公開される。

『ブレスレス』フォトギャラリー

 主人公は、不慮の事故で妻を失い、死んだように毎日を送っている外科医のユハ。救いを求めた先は、ふと迷い込んだSMクラブだった。喉元を締め付けられ、窒息寸前の生死をさまよう中でだけ、妻と再会できるのだ。失意の中を生きてきた男・ユハと、痛みを与えることでしか生きられない女・モナ。出会ってしまった二つの悲しみは、唯一無二の愛へと発展していく……。

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 ユハとモナという難役に挑んだのは、『トム・オブ・フィンランド』のペッカ・ストラングと『ブレードランナー 2049』のクリスタ・コソネン。『2人だけの世界』のユッカペッカ・ヴァルケアパー監督が、研ぎ澄まされた光や色調の息をのむ映像と、生と死の世界を時間や音で表現する繊細な演出で、美しい愛と再生の物語を描き出している。(編集部・市川遥)

映画『ブレスレス』は12月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開

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