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「おちょやん」千代が圧巻の一人芝居を披露…18週を振り返り!

うちの原点だす
うちの原点だす - (C) NHK

 現在放送中の連続テレビ小説「おちょやん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)が18週目を迎えている。今週の見どころを振り返ってみたい(一部、あらすじに触れています)。

瓦礫の中でも芝居はできるはず…【写真】

 「おちょやん」は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代(杉咲花)が、女優の道を駆け上がっていく姿を描く物語。4月5日から物語は第18週「うちの原点だす」に突入し、大阪の街が大空襲に見舞われた。

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 京都へ公演に来ていた千代と一平(成田凌)が道頓堀に戻ると、福富楽器店は焼かれてしまい、跡形もなくなっていた。福富の菊(いしのようこ)たちが命を落としたことが明らかになり、動揺する千代。鶴亀家庭劇の劇団員たちも離れ離れとなり、千代と一平はみつえとその息子の一福とともに暮らすことに。そして、寛治(前田旺志郎)が満州への慰問団に志願したいと言い、千代は毎月給金を送ることを条件に送り出す。

 かつての賑やかさもなくなり、芝居ができなくなった千代は衝動的に一人芝居を始めるが、人々から浮かれている場合じゃないと責められるのだった。さらには、みつえの夫である福助(井上拓哉)の戦死の知らせが届き、みつえはショックを受けて寝込んでしまう。

 立て続けに悲しみが襲うなか、日本の敗戦が決まり、終戦を迎える。落ち着く暇もなく劇団員たちが集まり、道頓堀を離れて芝居を続けていくことになる。劇団員たちは大いに意気込む。

 さまざまな出来事が起こったなか、千代が一福からの「嘘つき」という言葉に心を揺さぶられた直後に披露した、圧巻の一人芝居が強い印象を残した。千代が暗唱したのは、文字も満足に読めなかった幼い頃の千代が、芝居に興味を抱くきっかけになったイプセンの戯曲「人形の家」の一節。高城百合子(井川遥)の演技で初めて芝居に触れた千代は、その戯曲を一平の手助けを借りて読み込んだのだった。

 千代が新たな時代への決意表明のように力強くセリフを口にしていると、そこに一平が現れる。一平が「懐かしいな」と声をかけると、千代は「うちの原点だす」と答える。戦後、千代がどのような道を切り開いているのか、注目だ。

 「おちょやん」の最終回は5月14日(15日は最終週の振り返り)の予定となっている。(編集部・大内啓輔)

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