ヘンリー王子、酒と薬物に走った過去告白「母の死の痛みで」

[ロンドン 21日 ロイター] - 英ヘンリー王子は、1997年に母ダイアナ妃を亡くした悲しみをまぎらわせるためにアルコールを乱用していたと告白した。また、英王室が自分と、自殺を考えていた妻のメーガン妃を無視したとして批判した。
【画像】ヘンリー王子&メーガン妃がテレビ映画に!そっくりすぎるキャスト発表
王子は、アップルTVのメンタルヘルスに関するシリーズで、オプラ・ウィンフリー氏に対して「飲酒や薬物摂取など、自分の感情を麻痺させるようなことをやっていた」と明かし「金曜日や土曜日の夜に、1週間分の酒を1日で飲むようなこともあったが、それは楽しんでいるからではなく、何かを覆い隠そうとしているからだった」と振り返った。
メーガン妃は3月放映のインタビューで、長男のアーチーちゃんを妊娠中に王室内で肌の色を懸念する声があったなどとした上で、助けを求めても得られずに自殺の考えが浮かぶようになったと告白している。
王子は、母を失った体験により、自殺を考えたというメーガン妃への不安が増幅されたとし「彼女が自殺を思いとどまったのは、母を亡くした私に、また別の女性を失う経験をさせたくなかったから」とした。
「無力感に苛まれた。家族(英王室)が助けてくれると思ったが、何を頼んでも、全くの沈黙か無視が返ってくるだけだった」と述べた。