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『オノダ(原題)』、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング作品に決定

第74回カンヌ国際映画祭

(C)bathysphere ‐ To Be Continued ‐ Ascent film ‐ Chipangu ‐ Frakas Productions ‐ Pandora Film Produktion ‐ Arte France Cinema

 太平洋戦争後、約30年目に生還した小野田寛郎旧陸軍少尉の実話を基にした映画『オノダ(原題)』(2021年秋公開)が、7月6日~17日まで開催される第74回カンヌ国際映画祭で、「ある視点」部門のオープニング作品に決定した。現地時間7月7日に公式上映される予定だ。

【写真】小野田寛郎を演じる遠藤雄弥

 本作は、任務解除の命令を受けられないまま、戦後約30年の間、フィリピン・ルバング島で過ごした一人の日本兵の壮絶な日々を描いた人間ドラマ。フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本の合作で、フランスの新鋭実力派監督アルチュール・アラリがメガホン取った。

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 「ある視点」部門では、過去に『トウキョウソナタ』(2008)で審査員賞、『岸辺の旅』(2015)で監督賞、『淵に立つ』(2016)で審査員賞を受賞するなど、多くの日本映画が高い評価を得ている。オープニング上映作品に日本人がかかわる作品が選出されたのは、河瀬直美監督の『あん』(2015)以来の快挙となる。

 今回の決定を受け、ダブル主演を務める遠藤雄弥津田寛治がコメントを寄せた。(今井優)

遠藤雄弥

この度、映画『ONODA(原題)』で小野田寛郎(青年期)役を演じさせていただいた、遠藤雄弥です。
まずは、共演者の皆様、アラリ監督をはじめ、スタッフ関係者の皆様
に御祝いと感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
アラリ監督から撮影イン前に、これから始まる撮影はとても大きな冒険になる。
この大冒険を最後まで一緒に楽しみましょう!
というメールをいただきました。
まさに、その大冒険は映画そのものであり、人生そのものでした。
この作品を通して、少しでも皆様の心に響けば幸いです。
そして、皆様の健康と幸せを心から祈っております。
映画『ONODA(原題)』お楽しみ下さい。

津田寛治

自分の主演作がカンヌ国際映画祭で上映されるという夢が叶うことになり、感無量です。アルチュール・アラリ監督に出会えて本当に良かったです。若きフランスの映画監督が一人の日本兵に心動かされ、何年もの月日をかけて映画にしたこの作品に参加したことは、僕の人生において大きな事件でした。日常と非日常に境はない、だからこそ夢は実現するんだということを、南国のジャングルの現場にて学べたのです。
アラリ監督、そして小野田少尉、素敵な現実をありがとう!

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