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「コントが始まる」毎熊克哉のTwitter投稿に反響 主人公の心優しい兄を好演

毎熊克哉(写真は2020年1月撮影)
毎熊克哉(写真は2020年1月撮影)

 俳優の毎熊克哉が日本テレビ系ドラマ「コントが始まる」最終回放送後、Twitterに投稿した言葉が反響を呼び、現時点(23日20時30分)で1.3万件の「いいね」、980件以上のリツイート、50件を上回るリプライが寄せられている。

【動画】毎熊克哉出演『孤狼の血』続編WEB限定映像

 ドラマ終了後の19日夜11時26分に「もうすぐ30かーって頃、バイト先で正社員なっちゃいなよ!って言われて、ならないっすよーとか言いながら、先のこと考えて、それも有りなのかなーとか揺れた事があった。道を諦めるのも辛い、歩き続けるのも辛い。でも何を選んでも間違いじゃなかったって前に進みたいですね!間違いじゃなかった」と投稿した毎熊。

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 「コントが始まる」は、主演の菅田将暉をはじめ1993年生まれの同世代俳優が集結した青春群像劇。菅田、仲野太賀神木隆之介演じる売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」が、芸人を続けるのか解散するのかの岐路に立たされ、葛藤するさまが描かれた。有村架純演じる、「マクベス」がネタ作りで集うファミレスのウェイトレス、古川琴音演じるその妹も含め、試練を乗り越え夢をかなえていくようなサクセスストーリーではなく、厳しい現実と向き合い、それでも前を向いていくほろ苦い展開が多くの視聴者の共感を誘った。脚本は、「俺の話は長い」で向田邦子賞を受賞した金子茂樹

 毎熊が演じたのは、主人公・春斗(菅田)の兄・俊春。勉強も運動も常にトップクラスの成績でエリート街道まっしぐら。絵に描いたような順風満帆な人生を送っていたが、マルチ商法にハマりドロップアウトする役どころだった。弟の春斗や両親は別人のように変わり果てた兄にあきらめムードだったが、瞬太(神木)のアドバイスで春斗がかけた電話がきっかけとなり、俊春に少なからずの変化が生じていく。

 苦しい状況にありながらも弟のことを気に掛ける、脆くも優しい兄を好演した毎熊。Twitterに投稿した内容は、夢をあきらめるのか否か悩み抜いた「マクベス」を彷彿とさせるもので、ファンからは「俳優の道を進んでくださって有り難うございます」「身に染みます」「これからも応援しています」など温かい声が多く寄せられている。

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 2016年の映画『ケンとカズ』でカトウシンスケとダブル主演を務め、第71回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞をはじめ数々の新人賞に輝いた毎熊。近年では、2020年にドラマ「恋はつづくよどこまでも」の循環器内科の医師・来生先生役で人気を博し、武田梨奈とダブル主演の映画『いざなぎ暮れた。』が公開。ドラマ「妖怪シェアハウス」の酒呑童子役も話題を呼び、今年はNHKドラマ「半径5メートル」ではヒロイン(芳根京子)の恋人となるマイペースで繊細な記者に。8月20日より、『止められるか、俺たちを』に続いて2度目の白石和彌監督作品となる『孤狼の血 LEVEL2』が公開。鈴木亮平演じる“悪魔の組長”に仕える舎弟頭にふんする。そのほか、ストリートミュージシャン役の『マイ・ダディ』が待機中。(編集部・石井百合子)

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