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細田守監督『竜とそばかすの姫』カンヌ映画祭新設部門に選出 現地時間15日にワールドプレミア

第74回カンヌ国際映画祭

『竜とそばかすの姫』より
『竜とそばかすの姫』より - (C) 2021 スタジオ地図

 細田守監督の新作『竜とそばかすの姫』(7月16日公開)が、現地時間7月6日より開幕される第74回カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクションの新設部門「カンヌ・プルミエール」に出品されることが4日、明らかになった。同部門では、世界2,000作品以上の応募のあったオフィシャル・セレクションから13本を選出。『竜とそばかすの姫』は、日本映画として唯一の選出となり、細田作品が同映画祭のオフィシャル・セレクションに出品されるのはこれが初となる。

これぞ細田守ワールド!「竜とそばかすの姫」場面写真

 本作は、高知の田舎町で父とふたりで暮らす17歳の女子高生すずが、50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>の中で成長していく物語。母の死をきっかけに歌うことができなくなっていたすずが、<U>に歌姫「ベル」として参加し、その歌声でたちまち世界に注目される存在になっていく。声優陣には、主人公すず/ベルの声をミュージシャンの中村佳穂が務めるほか、成田凌染谷将太玉城ティナ幾田りら役所広司らが名を連ねる。

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 カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクションには、コンペティション、ある視点、アウト・オブ・コンペティション、ミッドナイト・スクリーニング、特別上映などの部門があり、「カンヌ・プルミエール」は本年新設された。主に、これまでの作品が高く評価されている監督たちの注目すべき新作を集めた部門で、オリバー・ストーン監督、ホン・サンス監督、女優シャルロット・ゲンズブールの監督作品などがそろう。

 細田作品はこれまで同映画祭の第71回で、2018年公開の『未来のミライ』が「監督週間」に選出され現地で上映された。『竜とそばかすの姫』は、日本での公開前夜にあたる現地時間7月15日20:00よりワールドプレミア上映が行われ、細田監督が自ら臨む予定。

 細田監督は、「カンヌ・プルミエール」部門出品に、以下のようにコメントを寄せている。「前作『未来のミライ』がカンヌ国際映画祭・監督週間に選ばれたことに続き、今回『竜とそばかすの姫』がオフィシャル・セレクション『プルミエール部門』に選ばれたことをとても光栄に思います。アニメーション映画がカンヌ国際映画祭に選ばれること自体が極めて稀なことであり、今回の選出が、これから変化していく新しい映画の価値を観客に指し示す兆しと思います。コロナ禍の中で一時途絶えていた映画文化が再び復活する姿を、共にカンヌの地で祝い、感じたいと思います」(編集部・石井百合子)

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