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「梨泰院クラス」も!WEBマンガ原作の韓国ドラマに注目

パク・ソジュン
パク・ソジュン - Han Myung-Gu / WireImage / ゲッティ イメージズ

 近年、ヒットした韓国ドラマを見ると、“ウェブトゥーン”と呼ばれるWEBマンガが原作のものが急増している。昨年、「愛の不時着」と共に、韓流ブームを牽引するきっかけになった「梨泰院クラス」もWEBマンガ原作だ。作品によっては、日本でも「LINEマンガ」や「ピッコマ」で読むことができるものもある。そんなWEBマンガ原作の韓国ドラマを紹介する。(文・前田かおり)

日本でも話題となった「梨泰院クラス」場面カット

「梨泰院クラス」

 大手外食産業の会長と、その御曹司のせいで父親を亡くし、自身の人生もメチャクチャにされた青年がソウルきっての歓楽街・梨泰院(イテウォン)を舞台に、外食産業で成り上がることで復讐劇を果たしていく。原作は、2016年末から約1年半連載されて大ヒット。ドラマ化にあたっては原作漫画家のチョ・グァンジンが脚本を手掛けたことで、個性的なキャラクターや魅力的なセリフなど原作の持ち味がドラマにも生かされた。

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 パク・ソジュン演じる主人公パク・セロイの特徴的な髪形や、キム・ダミふんするチョ・イソの個性的なファッションなど、原作とのシンクロ率の高さも話題になった。日本版のWEBマンガでは、梨泰院と同じように国際色ある繁華街ということで舞台を六本木に変えて、「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」というタイトルに。また、セロイの店“タンバム(甘い夜)”が、日本版では“ハチミツナイト”と訳されている。

「わかっていても」

 愛は信じないけれど恋愛はしたい女子と、恋愛は面倒だけど友達以上恋人未満が欲しい男とのラブストーリー。イマドキの若者たちのリアルな恋愛を、若手人気俳優ソン・ガンハン・ソヒ主演でドラマ化するとあって、配信前から注目度が高かった。Netflixで6月20日から配信がスタートするや、Netflixの日本の視聴ランキングでも上位にランク入りしている。原作のWEBマンガは、韓国では2018年10月から連載され、全40話で完結。多言語に翻訳され、韓国国外でも人気を獲得している。

 ソン・ガンというと、そのイケメンぶりで“マンチッナム”(漫画から飛び出したような美男子)と呼ばれ、WEBマンガ原作で次々とヒットを飛ばしている。ブレイクのきっかけをつかんだ「恋するアプリ Love Alarm」、アクションホラーの「Sweet Home -俺と世界の絶望-」、ヒューマンドラマの「ナビレラ~それでも蝶は舞う~」と作品によって体型や見た目も変化させており、原作とのシンクロ率など確かめてみてみるもの一興だ。

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「キム秘書はいったい、なぜ」

 超ナルシストでツンデレな御曹司と敏腕秘書が繰り広げる恋の駆け引きを描いたラブコメディー。韓国内でアクセス数2億回超の大人気WEBマンガをパク・ソジュンと人気女優パク・ミニョンという期待せずにはいられないキャスティングでドラマ化した。男気炸裂の「梨泰院クラス」でパク・ソジュンを知った人には、パク・セロイとは真逆のエリート御曹司ぶりに驚くこと必至。原作ファンからも熱い支持を獲得し、パク・ミニョンとのケミストリーも最高と評価され、原作以上に魅力的とも言われている。ウェブ漫画のタイトルは、「もう秘書はやめます」。

「だから俺はアンチと結婚した」

 世界的トップスターと、彼とトラブルを起こして公式アンチファンになった女性記者がテレビ番組の企画で同居することになるさまを描く。主演を「恋のトリセツ~フンナムとジョンウムの恋愛日誌~」のチェ・テジュンと、少女時代出身のスヨンが務め、最悪な出会いから始まる恋模様をコミカルかつ、ロマンチックに表現している。WEBマンガとドラマが同時進行で製作された。WEBマンガはLINEマンガで配信され、22週連続でTOP5にランクインした人気作だ。

「ミセン -未生-」

 囲碁の世界しか知らず、学歴も何もない青年がコネで入った商社で大奮闘し成長していくサラリーマンのリアルな人間模様を描いた群像劇。2014年に放送され、韓国であらゆる世代の共感を呼んで社会現象になった。主演を演技ドルとして知られるイム・シワンが務めたほか、ドラマ「記憶~愛する人へ~」、映画『目撃者』などで知られるベテラン俳優のイ・ソンミン、「椿の花咲く頃」のカン・ハヌルなど絶妙なキャスティングで、働くさまざまな立場の人間の悲喜こもごもな物語をリアルに表現した作品だ。

 「第51回百想芸術大賞」の男性最優秀演技賞や男性新人演技賞ほか、名だたる賞を総ナメにし、現在も韓国ドラマの名作の一つとも言われる。日本でも、2016年に中島裕翔主演で「HOPE~期待ゼロの新入社員~」としてリメイク。ちなみに原作は、韓国サラリーマンのバイブルと称されることも。

 このほか、ドラマと映画で実写化された「チーズ・イン・ザ・トラップ」などもWEBマンガが原作だ。さらに、昨年末から2021年上半期に韓国で放送され話題の「女神降臨」をはじめ、今月8月にNetflixで配信予定のチョン・ヘイン主演「D.P. -脱走兵追跡官-」とWEBマンガ原作作品はまだまだ続きそうだ。

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