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マーベル映画にも出演!新『スーサイド・スクワッド』陰キャ悪役ポルカドットマン俳優に注目

腕から水玉を飛ばしますって何だそれ! 『ザ・スーサイド・スクワッド』のポルカドットマン
腕から水玉を飛ばしますって何だそれ! 『ザ・スーサイド・スクワッド』のポルカドットマン - (c) 2021 WBEI TM & (c) DC

 DCコミックスの悪役チームを描く新作映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(全国公開中)に登場する、水玉スーツに身を包んだ謎のキャラ、ポルカドットマンを演じるデヴィッド・ダストマルチャン。屈強な悪役たちの中にあって、ひ弱で内気な陰キャ役で異彩を放つ個性派は、DCとマーベル、双方のアメコミ映画に縁が深い、才能あふれる映画人だ。

ハーレイ・クインも激カワ!『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』予告編

 1977年生まれでカンザス州出身のデヴィッドは、アメコミ映画ファンには、マーベル作品『アントマン』(2015)で、アントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)を助ける泥棒仲間の一人カート役でおなじみの存在。しかし、銀幕デビューはDC映画で、クリストファー・ノーラン監督の傑作『ダークナイト』(2008)にて、ハービー・デント(アーロン・エッカート)に銃を突きつけられ脅迫されるジョーカーの信奉者シフを演じている。

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 さらにデヴィッドは、バットマンの前日譚(たん)ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」にも出演。キャラクターこそ違うが、『ダークナイト』と同じく、ジョーカー信者のドワイト・ポラードを演じているのも見逃せない。

 そして、デヴィッドが演じるポルカドットマンも、バットマンの悪役として1960年代にコミックデビュー。全身の水玉に武器や乗り物、テレポート用の穴を仕込んだ、トンデモ能力を持ったキャラクターだが、バットマンに捕らえられてからは長年出番がなく、デヴィッド本人も、撮影現場を取材したColliderに「文字通り、DCの全作品の中で最も人気のないキャラクターに選ばれたんだ」と自嘲気味に語るほどのマイナーキャラだった。

 『ザ・スーサイド・スクワッド』でも、悪カワヒロインのハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)や、筋骨隆々なピースメイカー(ジョン・シナ)といった面々に比べると、いかにもひ弱ですぐさま死んでしまいそうなポルカドットマンだが、実は腕から極彩色の水玉を放ち、敵を(穴だらけの)スイスチーズにしてしまう危ないキャラ。母親に対して複雑な感情を抱えているらしく、爆発寸前の感情を抱えた危険人物を嬉々として演じるデヴィッドに注目だ。

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 ちなみにデヴィッドも熱狂的なコミックファンで、ライターとして、ダークホースコミックとコラボレーションしたシリーズを発表しているほど。また、新進気鋭のフィルムメーカーでもあり、2014年に出演した映画『アニマルズ(原題) / Animals』や、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のネビュラ役で知られるカレン・ギランと共演した『オール・クリーチャーズ・ヒア・ビロウ(原題) / All Creatures Here Below』では脚本を兼任している。俳優としての次回作は、フランク・ハーバートの伝説的SF小説をティモシー・シャラメ主演で映画化する『DUNE/デューン 砂の惑星』。一目見たら忘れられない強烈な個性で、これからも映画ファンを楽しませてくれそうだ。(編集部・入倉功一)

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