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「仮面ライダーリバイス」レジェンドライダー要素を全面に出さないワケ 50周年記念で新たなアプローチ

ついに放送スタート!「仮面ライダーリバイス」
ついに放送スタート!「仮面ライダーリバイス」 - (c)2021 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 仮面ライダー生誕50周年を記念した新番組「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系、毎週日曜午前9時~9時30分)が、9月5日よりスタートする。放送を前に番組プロデューサーの望月卓がリモートインタビューに応じ、50周年という節目で誕生する仮面ライダーリバイスのアプローチ方法や変身ベルトについて語った。

【画像】木村昴が声優参加!「仮面ライダーリバイス」主要キャスト

 「仮面ライダーリバイス」は、「仮面ライダーゼロワン」「仮面ライダーセイバー」に続く令和仮面ライダーシリーズ第3弾。悪魔と契約する仮面ライダーをコンセプトに、主人公・五十嵐一輝(前田拳太郎)と彼に宿る悪魔・バイス(声:木村昴)が、仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスに変身して悪魔崇拝組織デッドマンズとの戦いに挑む。

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 仮面ライダーリバイ&バイスに変身するために必要となるのが、変身ベルト「リバイスドライバー」だ。「バイスタンプ」と呼ばれるアイテムをスタンプ台に押印し、倒すことで仮面ライダーに変身することができる。望月プロデューサー曰く、リバイスドライバーのモチーフとなったスタンプは、デザインを担当する株式会社バンダイと企画を進める中で浮上した案だったという。

 「確か1人で2人というキャッチコピー的なことと、セットで体内の悪魔を引き出す・分離させるヒーローはどうでしょうと提案させていただいて、 “引き出す”という動作を表現できる素敵なアイテムってありますかね? というところで挙がってきた候補の1つがスタンプやハンコだったんです。それによって、契約という新たなアイデアも飛び出して、悪魔と契約する仮面ライダーという形が生まれました」

 変身ベルトに採用するため、製作陣は昨今のスタンプ事情を徹底的にリサーチした。「スタンプという単語でWEB検索すると、上位はほぼLINEスタンプ関連で埋め尽くされて、自分もよく使うので思えば当たり前なんですが少し驚きました。スタンプを押すという行為が、デジタルの世界で一般的に行われていることが再確認できましたし、またリアルでも、我が家の可愛い子供たちがスタンプを押すという行為が大好きなんですよね(笑)。短期間でスタンプを採用するに足る裏付けがたくさん出てきました」。変身待機中には、アプリのトーク画面に似たエフェクトが表示されるなど、現代のトレンドを積極的に取り入れている。

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 また、変身に必要なバイスタンプのデザインは、「最強生物xレジェンドライダー」がモチーフ。仮面ライダー生誕50周年という節目であることから、歴代仮面ライダーの関与も考えられるが、本作ではレジェンドライダーが直接関わるわけではなく、50周年をフックとした「デザインモチーフ」という新たなアプローチ方法を採用した。

 レジェンドライダー要素を全面に出さないことについて、望月プロデューサーは「(アニバーサリーライダーである)仮面ライダーディケイドでは並行世界を描いて歴代ライダーに変身し、仮面ライダージオウでは時空を超え、OBの出演なども積極的に採用していました。本作で同じことを繰り返しても面白くないですし、逆に、最初はそういったアニバーサリー要素を全く外して考えていました」と回答。初期段階では「仮面ライダー生誕50周年」という冠のみで、レジェンド要素を全面に出す予定はなかったという。

 ディケイドやジオウといったアニバーサリーライダーとの差別化を図るため、劇中では仮面ライダー好きを自負する博士「ジョージ・狩崎」がバイスタンプを開発した設定を採用している。「博士がバイスタンプを作ったので、そのデザインに歴代ライダーのオマージュが入っています。ディケイドがモチーフとなったメガロドンスタンプは、あくまで体内に眠るメガロドンの遺伝子を体内から引き出すためのアイテムで、劇中ではディケイドについての言及はありません」と説明した望月プロデューサー。「ゲノム(フォーム)チェンジ時に各ライダーを象徴する口上が入っているのも、狩崎博士が仮面ライダー好きだからなんです。ちょっとだけですがメタ要素を楽しんでいただければ幸いです」と笑顔で語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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