ウディ・アレン、次回作で監督引退か?「スリルなくなった」

[ロサンゼルス 28日 ロイター] - 米映画監督のウディ・アレン(86)は28日、今秋にパリで撮影する次回作が最後の監督作品になるかもしれないと語った。
【画像】ウディ・アレン監督作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』
俳優のアレック・ボールドウィンとのインタビューで、映画製作について「多くのスリルがなくなった」とコメント。昔は映画を作ると全国の劇場で上映されたが、今は数週間上映されるとストリーミングやペイパービューに移ってしまい、「私には楽しいことじゃない」と話した。
『アニー・ホール』などのコメディー作品でアカデミー賞を受賞したアレンは、養女ディラン・ファローへの性的虐待疑惑を繰り返し否定してきた。性被害を訴える「#MeToo運動」が2017年に世界的に広がってからは、米映画界のセレブや業界幹部は多くがアレンと距離を置いている。
Instagramでライブ配信された今回のインタビューでは性的虐待疑惑に触れなかった。