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米ディズニー、「ホーンテッドマンション」伸びる部屋の“首吊り人形”削除を検討中

写真はカリフォルニア ディズニーランド・リゾートの「ホーンテッドマンション」
写真はカリフォルニア ディズニーランド・リゾートの「ホーンテッドマンション」 - Barry King / WireImage / Getty Images

 米ディズニーが、人気アトラクション「ホーンテッドマンション」の「伸びる部屋」に登場する“首吊り死体”の削除を検討しているという。Los Angeles Times が報じた。

【画像】「伸びる部屋」も映画化された2023年版『ホーンテッドマンション』

 「ホーンテッドマンション」は、999人の幽霊が住む不気味な洋館を舞台にしたライド形式のアトラクション。米カリフォルニア州のディズニーランド、フロリダ州のマジック・キングダムや日本の東京ディズニーランドでも稼働している。2003年と2023年には実写映画化もされた。

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 同アトラクションを象徴するのが、ゲストがライドに乗る前に通る「伸びる部屋」だ。「部屋が伸びているのか? それとも、諸君の眼の錯覚なのか? よく見るがいい……」という案内人の語りにあわせて、部屋の天井が伸びている感覚を味わう。その後、部屋が真っ暗になり、天井を見ると首を吊ったまま白骨化した死体の人形が出現。部屋が明るくなると、何事もなかったかのように消えてしまう。

 問題となっているのは、首吊り死体の演出。クリエイティブディレクターを務めるウォルト・ディズニー・イマジニアリングのキム・アーヴァインは、「このような過激な描写が、一部のゲストに対してトラウマになる可能性がある」と指摘しており、削除に向けて「現在も話し合いを続けています」とコメント。「伸びる部屋」の構造が複雑であることにも言及し、「.一つずつ解決していきます」と明かしている。

 アトラクションの演出カットやテーマ変更は稀ではない。「カリブの海賊」では女性に対する性差別だと批判された“花嫁オークション”シーンが削除されたほか、カリフォルニアとフロリダにある「スプラッシュ・マウンテン」のテーマが、黒人描写が物議を醸していた映画『南部の唄』から、ディズニー初の黒人プリンセスが誕生した映画『プリンセスと魔法のキス』に変更されている。(編集部・倉本拓弥)

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