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ウディ・アレン監督、元恋人ダイアン・キートンさん追悼 『アニー・ホール』などでタッグ

『アニー・ホール』でのウディ・アレン監督&ダイアン・キートンさん
『アニー・ホール』でのウディ・アレン監督&ダイアン・キートンさん - United Artists / Photofest / ゲッティ イメージズ

 オスカー女優のダイアン・キートンさんが現地時間11日に亡くなったことを受け、『アニー・ホール』『マンハッタン』などで彼女とタッグを組んだウディ・アレン監督が、The Free Press を通して追悼文を発表した。

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 ウディ監督のミューズとして知られ、元恋人でもあるダイアンさん。『アニー・ホール』『インテリア』『マンハッタン』『ラジオ・デイズ』『マンハッタン殺人ミステリー』といった彼の代表作に出演し、ウディ監督が主演も務めた代表作『アニー・ホール』では、アカデミー賞主演女優賞を受賞した。

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 ダイアンさんについて、ウディ監督は「この地球上で彼女のような人間が現れたことはなく、これからも現れることはないだろう。彼女の顔と笑い声は、すべての空間を明るく照らしていた」と彼女の唯一無二の才能を振り返る。

 二人の出会いは、1969年の舞台オーディションだった。はじめはお互い打ち解けられずにいたそうだが、休憩中に一緒に食事をとったことで少しずつ距離が縮まったという。「彼女はとても魅力的で、美しく、魔法のようだった。『こんなにも早く恋に落ちることがあるのか』と自問するほどだ」とウディ監督はつづっている。

 やがて、ダイアンさんはウディ監督が最も信頼する創作のパートナーとなり、ウディ監督は彼女のために映画製作に励んだ。「自分の作品について批評を読んだことは一度もない。気にするのはキートンの意見だけだった」とウディ監督は明かしている。

 その後の二人の関係性について「僕らは数年間すばらしい時を過ごして、別れた。なぜ別れたのかは、神とフロイトにしかわからないだろう」と述懐したウディ監督。「ほんの数日前まで、この世界にはダイアン・キートンという存在がいた。いま、この世界に彼女はいない。少し寂しい世界になった。でも、彼女の映画がある。そして、彼女の偉大な笑い声はいまも頭の中で響き続けている」と故人を偲んだ。(藤田良太)

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