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『プレデター:バッドランド』主人公プレデター・デクを演じているのは?

シリーズ初の主人公プレデター・デク
シリーズ初の主人公プレデター・デク - (C) 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 映画『プレデター』シリーズ新章『プレデター:バッドランド』(全国公開中)に登場する、史上初の主人公プレデター・デクを演じたのは、ニュージーランド出身の俳優ディミトリアス・シュスター=コローマタンギ(24)だ。フル装備とCG処理でプレデターに成り切り、シリーズに新たな風を吹き込んだ彼は、一体どんな人物なのか。

【画像】チャーミングな素顔!デク役のディミトリアス・シュスター=コローマタンギ

 主人公・デクは、強い父に憧れ、自身も強くありたいと願うヤウージャ族の若きプレデター。未熟さゆえに一族を追放されてしまい、宇宙で最も危険な惑星で強さを証明するためとある“獲物”を狙う。プレデターとしてのプライドは高いが、若さ故に実践経験が浅く、戦闘でもミスが目立つ。

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 ニュージーランド・オークランド出身でサモアとトンガにルーツをもつディミトリアスは、オークランド工科大学に進学し、コミュニケーション学の学士号を取得。10代の頃から役者を目指し、高校在学中にミニシリーズ「ヨナ(原題) / Jonah」で小さな役を勝ち取る。その後、2021年に出演したテレビシリーズ「ザ・パンサーズ(原題) / The Panthers」での演技が高く評価され、2021年のトロント国際映画祭でライジング・スター賞を受賞。映画出演は、『プレデター:バッドランド』が2本目となる。

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 ディミトリアスは、およそ1時間かけてプレデターに変身したと Entertainment Weekly に語っている。「特殊なスーツを着るだけで済みました。パーツごとに装着して、最後にファスナーを閉めるだけです。頭部は被り物だったので、何時間も椅子に座って特殊メイクをする必要はありませんでした。スタッフは、僕の演技をそのまま捉えるために、ほぼ“ありのまま”の状態で撮影してくれました。なので、準備には1時間しかかかっていません」

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 デクは、映画オリジナルの言語「ヤウージャ語」を話す。撮影のために架空の言語を学んだディミトリアスは、「ヤウージャ語は喉を使って発音することが多く、姿勢を正さないと音が出せないんです」と The AU Review で苦労を明かしており、リハーサルを重ねるうちに正しい発音が染みついていったと振り返っている。

 また、サモアとトンガの血を引くディミトリアスは、自身のルーツがデクのキャラクター像に大きな影響を与えたとも明かしている。「私はポリネシアン、つまり“戦士の血”を持っています。地元では『マナ』と呼ぶのですが、その精神をデクに反映させました。ヤウージャもまた、戦士の一族です。狩りを通して地位を確立していく。自分が幼い頃から感じていた戦士としての本能を、デクに重ねることができました」

 劇中では、デクがウェイランド・ユタニ社製の半身アンドロイド・ティア(エル・ファニング)と出会い、即席バディを結成する。プレデターとアンドロイドという前代未聞のコンビが、生存率ゼロパーセントの惑星で凶悪生物と死闘を繰り広げる。おしゃべりなティアと寡黙なデク、水と油の二人が生み出す化学反応が、『プレデター』シリーズの新境地を切り開く。(編集部・倉本拓弥)

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