ADVERTISEMENT

『HiGH&LOW THE RED RAIN』TAKAHIRO&登坂広臣 単独インタビュー

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
『HiGH&LOW THE RED RAIN』TAKAHIRO&登坂広臣 単独インタビュー

斎藤工とLINEグループを結成

取材・文:斉藤由紀子 写真:杉映貴子

SNS、コミック、ドラマ、映画、オリジナルベストアルバム、ライブツアーなど、ジャンルレスな展開が続く総合エンターテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」。その映画第2弾となる『HiGH&LOW THE RED RAIN』は、無敵の強さを誇る「雨宮兄弟」にスポットを当てた物語。お茶目な一面を持つ次男・雨宮雅貴を演じたEXILETAKAHIROと、クールで寡黙な三男・雨宮広斗にふんした三代目 J Soul Brothers の登坂広臣が、作品への思いを熱く語った。

ADVERTISEMENT

EXILE TRIBE の描いた壮大なる夢

TAKAHIRO&登坂広臣

Q:映画第1弾、ドームツアーに続き、映画第2弾が完成した「HiGH&LOW」。これほど壮大なプロジェクトになることを、お二人は想像していましたか?

TAKAHIRO:最初に(本企画のプロデューサーである)HIROさんから話を聞いたのが、まだプロジェクトが固まる前だったんです。それこそ、食事をしながら冗談交じりで「こんなのがやれたら面白くない?」というイメージの段階。その時点では、「いつ実現するのかな? したらすごいな」なんて、どこか他人事のように思っていたところがあったんですけど、あっという間に事が進んでいった感じです。こんな短期間で具現化できるHIROさんの実現力、人の巻き込み方がすごいと思います。その中に自分たちも参加できたことは本当に光栄です。

登坂広臣(以下、登坂):僕もTAKAHIROさんと同じくらいのタイミングで話を聞いたんですけど、単純にワクワクしました。これが実現できたら本当にすごいなと思いました。そんな夢がカタチになって、ドラマ・映画で役者をやらせていただく中で、アーティストとしても「HiGH&LOW」のアルバム制作に関わらせてもらったり、今回の主題歌では ACE OF SPADES×PKCZ (R) feat. 登坂広臣としての活動だったり、このプロジェクトだからこそ実現可能なことにも挑戦できました。EXILE TRIBE の思い描いた夢物語に、林遣都くん、窪田正孝くん、今回の斎藤工さんなど、素晴らしい役者の方々が賛同してくださったのもうれしかったです。

Q:お二人が演じた雨宮兄弟は、イメージとピッタリな役柄でしたね。

TAKAHIRO:僕と登坂はグループの垣根を越えた仲で、よく食事したり飲みに行ったりする関係だったので、それを知っていたHIROさんが兄弟役にしてくださったんです。役名も自分たちで自由に付けさせていただいて、ただ役をもらって演じたというのではなく、一緒に作らせてもらえたという感覚があります。現場では役づくりなどは特にせずに、現場に立っているだけで兄弟役に入っていくことができました。登坂はあんなクールじゃないしお茶目だし、女の子が大好きなんですけど(笑)。

登坂:「女の子好き」をフィーチャーしないでください(笑)。TAKAHIROさんには昔からかわいがってもらっていたので、演じていて不自然なことがなかったんです。普段の距離が近いと、カメラが回ったときにセリフを言うことが気恥ずかしいというか、知らない人の方が本気でぶつかれる部分があるのかなと思っていたんですけど、いざやってみたら照れなどは一切なく、本当にやりやすかった。普段の関係値があるからこそ、雨宮兄弟という役が成立していたような気がします。

TAKAHIRO:良いところを生かし合う、ないところを補い合う。それは口頭では伝え合わなくても自然にできましたね。

斎藤工は今でもアニキと呼べる存在

TAKAHIRO&登坂広臣

Q:本作には雅貴と広斗が行方を捜していた長男・尊龍が登場し、謎めいていた雨宮兄弟の過去が明かされます。長男役が斎藤工さんだと知ったときのお気持ちは?

TAKAHIRO:僕もキャスティングが決まってから斎藤工さんだと聞かされて、「よくテレビで見る斎藤工さんか!」とミーハー心をくすぐられました(笑)。登坂は以前から工さんと親交があったので、撮影前に「雨宮兄弟」というLINEのグループを作ってくれて、そこでやりとりをしながらクランクインを迎えたんです。先に海外でロケをしていた僕らが現場の状況をお伝えしたり、工さんも「弟たちを思いつつ、日本でがんばっています」といった熱いメッセージをくださったりして。工さんは魂を込めて役に挑んでくださって、現場を引っ張ってくださいました。今でもアニキと呼べる関係です。

登坂:工さんは「HiGH&LOW」のドラマを観ていてくださって、いち視聴者として「雨宮兄弟の長男って誰なんだろう?」と思っていたらしいんです。まさか自分にオファーが来るとは思いもせずに(笑)。だから、オファーに驚かれたそうなんですけど、「これはすごくいい企画だと思うので、ぜひやりたい」と言ってくださって、お忙しい中、自らスケジュールを調整してくださったんです。それだけ気持ちも気合も入れてくださった。それで、僕がLINEグループを作って、好きなお酒の話とか何気ないやりとりをしながら、三人でコミュニケ―ションを取らせてもらったんです。

Q:ちなみに、登坂さんは斎藤さんとどちらで知り合ったんですか?

登坂:ファッションパーティーだったかな。会場でごあいさつさせていただいて、連絡先を交換したんです。工さんは映画監督や評論もされていて、「ぜひ観てもらいたい映画があるので」ってDVDを宅配で送ってくださったりとか、熱い映画愛を持っている方。いつかご一緒したい、例えば工さんが出演される作品の楽曲を僕がやらせてもらえたら……なんて考えていたのですが、まさか兄弟役で共演できるなんて思ってもいなかったので、運命的なものを感じました。

二人が明かすお互いの欠点とは……?

TAKAHIRO&登坂広臣

Q:距離感が実の兄弟のようなお二人ですが、お互いの長所と、あえて短所を挙げるとしたら?

TAKAHIRO:長所は挙げたらキリがないくらい、登坂は魅力的な人。口数は多くなくても、ちゃんと周りのことを見ているし、ふとしたときに優しさを見せてくれる。あと、ツンとデレの使い分け。さっきまでは笑っていてくれたのに、いきなり明後日の方を向いていたりとか(笑)。もてあそばれる感じがたまらないですね(笑)。

登坂:ハハハ!

TAKAHIRO:頼りがいもあって、男らしいし。短所は、モテ過ぎ(笑)。

登坂:そんなことないです(笑)。

TAKAHIRO:欲しいって言ったら何でも手に入るし、何でも言うことを聞いてもらえそう。歩いたあとにキラキラとしたラメが落ちているような、スターオーラがすごい(笑)。

登坂:(爆笑)。TAKAHIROさんはとにかく明るくて、懐が大きくて優しい。太陽みたいな人ですね。仕事場でもプライベートでも、元気がないところを見たことがないくらい。テンションの起伏がなくて、いつも人を楽しませてくれるんです。「みんなの前では元気だけど、一人のときは違うのかな」って思う人もいるけど、TAKAHIROさんは家でも同じなんだろうなと(笑)。

TAKAHIRO:家で一人になったら壁に向かってジッとしていたり……っていうのも、ホントないんですよね、僕って(笑)。

登坂:すごくポジティブで裏表がないところが本当に素敵なんですよね。自分もそうなれたらって思います。短所は、さっきの話みたいにちょっと盛るところ(笑)。

TAKAHIRO:(爆笑)! 盛り過ぎてたまに真逆のウソになっちゃったり(笑)。

登坂:それで僕も否定しないときがあります。そうですって言っちゃう(笑)。

TAKAHIRO:でも「女の子が好き」っていうのは全然盛っていないです。なんか「さっきの話は盛ってますよねー」みたいな感じになっていますけど、別にそこは盛っていないですからね(笑)。

Q:映画が公開となる今のお気持ちは?

TAKAHIRO:雨宮兄弟の謎に包まれていた部分が解き明かされるということで、僕らも楽しみながら挑ませていただきました。海外ロケも含め、いろいろな思い出が詰まった作品が完成して、達成感と喜びを感じています。

登坂:2か月くらいの期間、精いっぱい役と向き合った作品。前作とはまったく違う世界観をキャストやスタッフの皆さんと一緒に作り上げることができて、公開を迎えることにワクワクしています。多くの方々に観ていただけたらうれしいです。


TAKAHIRO&登坂広臣

弟・広斗に無視された雅貴が「お兄ちゃんの話を聞きなさい!」とムクれてみせたりと、硬派な「HiGH&LOW」シリーズの緩和剤的存在でもある雨宮兄弟。そのユーモラスな会話が、実際のTAKAHIROと登坂のやりとりそのものであることは言うまでもない。最強の腕っぷしと愛嬌を兼ね備えたキャラクター性抜群の兄弟に、“切なさ”という新たなキーワードが加わった本作。香港ノワールを感じさせるアクション、エンドロール後のサービスシーンなど、今回もエンタメファンのハートを刺激する要素が満載だ。

映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』は全国公開中

最新インタビュー

インタビュー一覧 »

ADVERTISEMENT