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コミュ力0でも大丈夫!見逃したヒット映画の話題を切り抜ける方法

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 気づけば2017年も下半期に突入。今年になって映画館に行きましたか? 忙しい毎日、そして地味に家計を圧迫するチケット代に、腰が重くなっていません? それでも仲間内で「あの映画観た?」という話題は鉄板。去年「えっ!『君の名は。』観てないの? うそでしょ!?」という言葉に100回苦虫をかみつぶしたあなたに贈る、見逃したヒット映画の話題切り抜け術! NGワードは「いや、観てない」。(編集部・小山美咲)

エマ・ワトソンの美しさよ… 『美女と野獣』

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ほれぼれ~ - (C) 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 上半期の超ヒット作。誰しも一度は聞かれるに違いない「『美女と野獣』観た?」の問いかけには、エマ・ワトソンはまさに美という概念を具現化したような美しさだったね」。これ一択。あれが美だとするならば、我々は美を知らずに生きていた! ストーリー自体は美しい少女が野獣の住む城に囚われながらも次第に2人の間には愛が芽生え……というおなじみの物語そのもの。実写映画で特筆すべきは、ドレスが美しい、城がディテールまで美しい、主演のエマ・ワトソンが美しい。そのすべてが集約された「ダンスシーンが特に美しかったね」と口にすれば、相手は大きくうなずいてくれるはず。

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いまやこんなに美しい大人の女性!エマ・ワトソン - Juan Naharro Gimenez / Getty Images

 月並みですが、「『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニーを演じていたあのエマが、すっかりレディーになっちゃって!」というのもアリ。子供の成長は早いものです。ハリウッドの世界でも子役から活躍していると大人の俳優として大成するのはなかなか厳しい道のりのようですから、エマが第一線を歩み続けているのは立派です。ちなみに、『ハリポタ』でハリー役を務めたダニエル・ラドクリフは、来月公開の『スイス・アーミー・マン』で主人公の死体を熱演して話題沸騰中(誤植ではありません)。

“ラ”は3つ! 『ラ・ラ・ランド』

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映画は観てなくてもこのシーンは目にしたことあるはず! - Summit Entertainment / Photofest / ゲッティ イメージズ

 未見だという方が注意しなければいけないのが“ラ”は3つということ……!『ラ・ラ・ランド』です。つい、言いがちですが『ラ・ラ・ラ・ランド』では、ありません。Say!『ラ・ラ・ランド』! 女優の卵ミアとピアニストのセバスチャンによるロマンチックなストーリーにうっとりさせられる『ラ・ラ・ランド』について聞かれたら、強気に「往年のミュージカル映画を彷彿させる名作だったね」と攻めるのみ。これで相手は「軽くふっただけだったのにこの人映画詳しいの? めんどくさいな」となり、向こうから話題を変えてくるはずです。

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作品賞の誤発表で大混乱中のステージ - Kevin Winter / Getty Images

 ただし、好奇心旺盛な人だった場合「それってつまり?」と畳み掛けてくるかも。そうしたらアカデミー賞誤発表事件で切り込みましょう。そんなの知らんがなという方も、説明するので聞いてください。今年発表されたアカデミー賞では『ムーンライト』が作品賞に輝きましたが、授賞式では誤って『ラ・ラ・ランド』のタイトルが読み上げられてしまったのです。なんという悲劇! これはプレゼンターに別の賞の受賞者が書かれたカードが間違って渡され、そのまま読まれてしまったから。そして訂正されるまでにわりと盛り上がってしまった……。映画界に波乱を巻き起こしたこの騒動について議論を深めましょう。

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永遠のあこがれ!幼なじみラブ 『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』

 5年連続でシリーズ歴代興行収入を更新するバケモノ級の人気アニメ『名探偵コナン』。この話題を出されたら、素直に観ていないと告白する方が賢いかも。相手が熱狂的なファンだった場合、太刀打ちできないからです。しかし、ただでは引き下がるものか。はい、「昨年の『純黒の悪夢(ナイトメア)』の記録を超えるなんて……まさかここまでとはな」と言ってやりましょう。去年は記念すべき劇場版20作目として物語の主軸である黒の組織を描き、大変な反響を呼んだのです。絶大な人気を誇るFBIの赤井秀一公安警察の安室透(降谷零)がガッツリ登場したのもポイントでした。はいはい、名前覚えて!

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「真実はいつもひとつ!」3月17日に行われた映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』公開アフレコ収録にて

 今年は、主人公の良きライバルである西の高校生探偵・服部平次とその幼なじみの遠山和葉が登場し、恋模様が描かれました。幼なじみ同士の恋というのは、いつの時代も人の心を掴んでやみませんな! と普遍的なテーマに話をそらすのもよいでしょう。ちなみに本作では、女優の吉岡里帆がアニメ声優に初挑戦。公開アフレコでは緊張のあまり大量の手汗をかき、それを着ぐるみのコナン君で拭うという暴挙(?)に出て話題になりました……。

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アイルゴー♪ 『モアナと伝説の海』

 これはもう「『アイルゴー♪』が頭から離れないよ」からのレリゴー! つまり、主人公の少女モアナが歌う主題歌がとても印象的なのですが、観ていないというあなたは、名主題歌つながりでレリゴー旋風を巻き起こした『アナと雪の女王』に話題をすり替えましょう。え?『アナ雪』も観てない? え?

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思わず歌い出しそう~♪ - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 そうこうしているうちに相手は次の手を打ってくるはずです。「デイダラボッチ的なもの出てきたよね」と。これは終盤で登場する怒れる自然的なものを指しています。本作はモアナが世界の平和のために大海原へと冒険に出る物語。クライマックスでは恐ろしい溶岩の魔物テ・カァに立ち向かうことになるのですが、この魔物がひとことで表すと、見た目がこわい。会話の相手は「ディズニーアニメってあんなこわいやつ出てくる?」という主張をしてくるはずなので、「いや、一番こわいのはピーター・パンだよ」とか意味深っぽい発言を繰り出して相手を惑わせましょう。

初っ端からクライマックス…『キングコング:髑髏島の巨神』

 観た人は誰もがこう言うことでしょう。「初っ端からクライマックスだった」。あらゆる巨大生物たちが生息する髑髏島に足を踏み入れた人間たちと巨神キングコングが対峙する、まるでテーマパークのアトラクションのような疾走感に満ちた本作。「ドキドキバクバクだったわ~」とそれをそのまま感想として伝えても無難そうですが、この作品を話題にしてくる人はきっと“怪獣映画”ファン。詳しくないことを告げて、魅力をレクチャーしてもらう作戦でいきましょう。

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ガオー! - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 同じ怪獣モノの『シン・ゴジラ』を観ている方は、「『シンゴジ』なら観たんだけどなー」と言うのもいいですね。ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2014)の続編も製作中なのですが、ゴジラとキングコングの対決を描く『ゴジラ vs. コング(原題) / Godzilla vs. Kong』の企画も進行しているため、怪獣たちとはこの先も長い付き合いになりそう。日本では劇場アニメーション『GODZILLA 怪獣惑星』の公開も11月に控えます。怪獣映画はけっこう観客を選ぶものなので、こればっかりは「観ていない」と言ってよし(いいんかい)。

 以上を踏まえ、レッツ・コミュニケーションしたものの言葉に詰まった時は、伝家の宝刀「ヤバい」をかましましょう。「良い」も「悪い」も表現できる汎用性高すぎな魔法の日本語「ヤバい」があればどこへだって行ける。IQの低さが露見する危険性がありますが、現代社会を生き抜くために必要なのはコミュニケーション能力。1にコミュ力、2にコミュ力、3、4がなくて5にコミュ力。でも、本音を言うと、ここに挙げた今年のヒット作に興味を持っていただいた方には、ぜひレンタルショップに走ってほしいものです。“新作”シールにあなたが財布のヒモを締め直しませんように!

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