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危うすぎる美人姉妹…ナタリー×リリー=ローズの美しさにどっぷり浸る

『プラネタリウム』

 『レオン』の子役として鮮烈なデビューを果たしてから常に第一線で活躍し、『ブラック・スワン』のオスカー受賞で名実ともにハリウッドを代表する名女優となったナタリー・ポートマンと、ジョニー・デップヴァネッサ・パラディを両親に持つ映画界期待のサラブレッド、リリー=ローズ・デップ。その存在だけで映画ファンの心を沸き立たせる二人が初共演作『プラネタリウム』で演じたのは、周囲の人々の心をかき乱す美人姉妹というドンピシャな役柄です。1930年代の華やかなパリを舞台にナタリーとリリー=ローズが醸し出す、危うすぎる美しさにどっぷり浸ってみませんか?(編集部・市川遥)

美女姉妹ナタリー&リリー=ローズの一挙一動にドキドキ

『プラネタリウム』

 ナタリーふんする聡明で野心家のローラと、リリー=ローズふんする儚なげでピュアなケイトは、死者を呼び寄せる降霊術ショーで生計を立てる姉妹。ナタリーが「この子だったら姉妹に見えるかも」と自らリリー=ローズを推薦しただけあってスクリーンの中の二人は本当にそっくりで、クラシカルな美貌とスレンダーなボディーを持つ二人が、マニッシュな丸眼鏡やベレー帽、キュートなワンピース、エレガントなドレスまで軽やかに着こなすさまはまさに眼福です。

『プラネタリウム』

 二人きりでアメリカからパリへと渡ってきた姉妹にとって、頼れる者といえば互いのみ。美しい姉妹が夜行列車で寝そべってささやくように話し、手を握り、膝枕をし、泡風呂に浸かって1本のタバコを吸い、きつく抱き合う姿は、ため息が出るほど蠱惑的。揺るぎない愛情で結ばれた、二人のスキンシップの一挙一動にドキドキさせられます。

『プラネタリウム』

 そして、彼女たちの運命が狂い出すきっかけとなるのが、映画プロデューサーで大金持ちのコルベン(エマニュエル・サランジェ)との出会い。降霊術の虜となったコルベンに莫大な報酬を吹っ掛けて彼の生活に入り込むローラと、そんなローラとは対照的に、自分の持つ特殊な力を信じてコルベンに危険な協力をしようとするケイト……。そもそも姉妹の力は本物なのか? それとも金持ちから金をせしめる詐欺師なのか? いくつもの表情を見せ始める姉妹の危うげな美しさから、目が離せなくなります。

カンヌで認められた女流監督の儚く危険な世界観

『プラネタリウム』

 メガホンを取ったのは、長編デビュー作『美しき棘』で第63回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出されて以来、カンヌで愛されているパリ出身の女流監督レベッカ・ズロトヴスキです。この作品がきっかけで、主演のレア・セドゥが脚光を浴びることにもなりました。儚く危険で独創的な世界観と、光と影を巧みに使ったビジュアルの美しさが特徴で、まるで美しい文学を読んでいるかのような格調の高さを感じます。数々の名匠と組んできたナタリーが「レベッカと仕事をする日が来るのをずっと待っていた」と脚本の完成前に出演を決意するというほれ込みようからも、その才能は明らか。

『プラネタリウム』

 ちなみに、本作のインスピレーションとなったのは、霊と交信できると告白して19世紀に一大ブームを巻き起こしたアメリカのフォックス姉妹と、フランスの大手映画製作会社を近代化して黄金期を築くも、ユダヤ人であることを理由にフランス当局によってアウシュヴィッツ収容所へと送られた映画プロデューサー、ベルナール・ナタンという実在した人々。見えないものを見せようとして詐欺師と呼ばれたフォックス姉妹とナタンがズロトヴスキ監督のイマジネーションの中でまさかの出会いを果たし、このミステリアスな作品が誕生しました。最後までどこへ行き着くかわからない物語、そしてナタリー&リリー=ローズの美しさに、映画館の大スクリーンでただ身を委ねるべき作品といえるでしょう。

映画『プラネタリウム』は9月23日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開 公式サイト

(C) Les Films Velvet - Les Films du Fleuve - France 3 Cinema - Kinology - Proximus - RTBF

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