心をかき乱す衝撃作!9月の5つ星映画5作品はこれだ!

今月の5つ星

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 今年も残り4か月となった今月。世界三大映画祭の一つであるベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出された『三度目の殺人』をはじめ、クリストファー・ノーラン監督初の実話巨編、米リメイクも決まっている話題沸騰の韓国パニックホラー、桜井画門の漫画を佐藤健主演で実写化した『亜人』のほか、『ラ・ラ・ランド』超えの大ヒット作をピックアップ。9月の5つ星映画5作品はこれだ!

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新感染 ファイナル・エクスプレス
(C) 2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.

興奮して、泣ける。アジアンゾンビ映画の最高峰!

新感染 ファイナル・エクスプレス

 未知のウイルスで暴徒化した感染者だらけの高速鉄道を舞台に、乗客たちの生き残りをかけた戦いを描く韓国産パニック映画。ゾンビものでありながら丹念に描かれた人間ドラマに、最後は思わず涙。身勝手なファンドマネージャーのソグ(コン・ユ)と幼い娘スアン(キム・スアン)が、別居中の妻がいるプサンへ向かう列車に乗り込む日常パートが終わると、そこから物語はノンストップで展開する。余計な説明セリフは一切なく、テンポよく事態が悪化していくさまを見せるヨン・サンホ監督の手腕には脱帽だ。派手なメイクに頼らず、奇怪な動きと人間らしからぬ表情で生者に迫る感染者たちの“ゾンビぶり”もお見事。サバイバルを通して人を思いやる心を取り戻す主人公のソグから悪役の中年男性ヨンソク(キム・ウィソン)まで、個性的な乗客の描写も素晴らしい。本作にも影響を与えたコミックが原作の『アイアムアヒーロー』を超え、アジア系ゾンビ映画の最高峰に立つ一本。ちなみに一番のナイスガイは、身重の妻を守りながら感染者たちに素手で立ち向かうマッチョマン、サンファ(マ・ドンソク)です!(編集部・入倉功一)

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』は9月1日より公開中

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三度目の殺人
(C) 2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ

真実はどこに!? 心をかき乱す新たな是枝映画!

三度目の殺人

 カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『そして父になる』福山雅治是枝裕和監督が再びタッグを組んだ法廷サスペンス映画。福山が裁判は勝つことがすべてと考える弁護士の重盛に、是枝組初参加となる役所広司が死刑を確実視されている殺人犯の三隅にふんしている。ストーリーの肝となるのはコロコロと変わる三隅の供述。その言葉に導かれながら重盛は迷路を進んでいくのだが、三隅が語ることに惑わされるのは観客も同じ。どこに答えがあるのか、気づけば夢中になってスクリーンを見つめている。接見室で向き合う福山と役所の対決はもちろん強烈だが、斉藤由貴広瀬すずが演じた親子も静かで暗い不気味さを放っており、そのほかの登場人物たちも観客から真実を隠しているようだ。この映画は新たな是枝映画であり、かつてないほど是枝監督が中心にいる映画。衝撃を受けることになるだろう。(編集部・海江田宗)

映画『三度目の殺人』は9月9日より公開

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ダンケルク
(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

ハンス・ジマーの音楽と映像の一体感に鳥肌

ダンケルク

 第2次世界大戦の実話を『メメント』『ダークナイト』クリストファー・ノーラン監督が映画化。民間船も動員して海岸線に追い詰められた兵士を救出するというワンテーマで106分間終始、心臓がドキドキするほどの緊迫感や臨場感を生み出し続けるのはあっぱれの一言。生きるためには逃げるしかないという差し迫った状況を、陸・海・空の3つの視点からこだわりのアングルでカメラに収めている。無名の若手をメインに起用したキャスティングや実際の場所での撮影が功を奏し、リアリティーも申し分ない。セリフが必要最低限に抑えられているため、長めの無言シーンは心の葛藤を表しているようで際立つ。映画音楽の巨匠ハンス・ジマーが、警鐘を鳴らすようなメロディーをピタリと映像に合わせてくるあたりは鳥肌ものだ。音楽がフィルムを昇華させ、精魂込められた贅沢な仕上がりに。なんとなく無骨な魅力を醸し出すトム・ハーディのファンも大満足間違いなし! 観て損のない力作。(編集部・小松芙未)

映画『ダンケルク』は9月9日より公開

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ドリーム
(C) 2016Twentieth Century Fox

何だこの爽やかさは!万人に響くオスカー候補作

ドリーム

 北米では『ラ・ラ・ランド』を上回り、第89回アカデミー賞作品賞ノミネート作品で最大のヒットを記録したことが証明しているように、本作の爽快感は観る者を選ばない。まだ人種差別法という法律が存在した1960年代初頭のアメリカ・NASAを舞台に、3人の黒人女性がアメリカ初の有人宇宙飛行という一大プロジェクトに多大なる貢献をする姿を追った本作でセオドア・メルフィ監督(『ヴィンセントが教えてくれたこと』)たちが強調したのは、彼女たちの才気と明るさとひたむきさ。暗くなりがちな「人種差別」「性差別」といった題材を扱いながら、万人に響く爽やかさ、ユーモア、エネルギーが全編に満ちあふれている。「Empire 成功の代償」のタラジ・P・ヘンソン『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』オクタヴィア・スペンサー『ムーンライト』ジャネール・モネイの3人組のコンビネーションも、人気アーティストのファレル・ウィリアムスが書き下ろしたポップでポジティブな音楽も心地よい。タラジふんするキャサリンの魂の叫び、ケヴィン・コスナー演じる上司の男気あふれる行動に泣かされる。(編集部・市川遥)

映画『ドリーム』は9月29日より公開

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亜人
(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社

こういう実写化もっと欲しい!アクション“全振り”のノレる作品

亜人

 「東京喰種」「銀魂」「ジョジョ」と実写化大作フィーバーが続いた今夏。原作の世界観や登場人物の再現、そして1~2時間の限られた時間の中で原作のどのエピソードを選びドラマ性あふれる「劇場版」にするか。製作陣にとって取捨選択は常に悩みの種のはず。だが、『亜人』はアクションに“全振り”したのが功を奏した。原作やアニメ版で主人公・永井に人間味を与えていた友人の存在をカットし、ラスボスとの戦いまでをほぼ一本道化。個人的に原作の再現&説明に振り回されてあいまいな結果になる実写化が一番残念に感じるのだが、『亜人』は「とにかくアクションを見てくれ!!」と勢いでたたみかけてくるので、鑑賞後の爽快感が非常に心地よい。ドラマ部分で主人公に感情移入できるチャンスは少なくなってしまったが、ポイントに特化した作品なので観やすさは◎。ほぼ途切れることがない音楽も全く邪魔にならず、むしろ映像のテンポを助長させている。本広克行監督の手腕もだが、主演の佐藤健の役者としての魅力もわかりやすく伝わる。(編集部・井本早紀)

映画『亜人』は9月30日より公開

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