どうなる?『メン・イン・ブラック:インターナショナル』

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『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
『MIB』新作はどんなところが違う?

 映画ファンにとってはおなじみの、黒服にサングラスのエージェントたちが帰ってくる! 地球で暮らすエイリアンたちを取り締まる秘密組織の活躍を描いた『メン・イン・ブラック』7年ぶりの新作『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が、6月14日より全国公開となる。過去3作品すべてが大ヒットを記録し、SFコメディーの傑作として知られる同シリーズを振り返ると共に、最新作の魅力にも迫っていこう!(文・構成:zash)

そもそも「MIB(メン・イン・ブラック)」とは?

『メン・イン・ブラック』
トミー・リー・ジョーンズ&ウィル・スミスの凸凹コンビ!(写真は映画『メン・イン・ブラック』より) - Columbia Pictures. / Getty Images / ゲッティ イメージズ

 『メン・イン・ブラック』という作品は、実は1990年より刊行されたローウェル・カニンガムによるコミック「ザ・メン・イン・ブラック(原題) / The Men in Black」が原作となっている。1作目が公開された1997年は、アメコミ映画が全盛となる以前の時代なので、言ってみれば、現代におけるアメコミ映画フィーバーの土台を作った作品なのだ。

 『メン・イン・ブラック』では、数々の歴史的事件や有名スターの死にはエイリアンが絡んでいるのではないかという、アメリカの都市伝説が中心となった物語が展開する。巨匠スティーヴン・スピルバーグ製作のもと、『アダムス・ファミリー』などのバリー・ソネンフェルド監督がメガホンをとった同シリーズでは、秘密組織MIBの捜査官エージェントK(トミー・リー・ジョーンズ)が、ニューヨーク市警の刑事ジェームズ・エドワーズ(ウィル・スミス)をスカウトすることで物語が始まる。

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『メン・イン・ブラック3』
『MIB』といえばこの装置、ニューラライザー!(写真は映画『メン・イン・ブラック3』より)-Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 MIBは、地球で暮らすエイリアンたちが犯す犯罪や不法入国などを取り締まる機関であり、数十年前から秘密裏に暗躍していた。その類まれな身体能力を買われスカウトされたジェームズは、世間からその存在を抹消され、新たに“J”の名を手にし、黒服に身を包むのだった。

 なぜ世間はエイリアンの存在に気づいていないのか? それは、彼らがエイリアンを目撃した人間の記憶を消しているからだ。記憶を書き換える棒状のアイテム(ニューラライザー)を“ピカッ”とすることで、記憶が消去される。

『メン・イン・ブラック3』
エージェントK&Jは、様々なエイリアンと対峙してきた。(写真は映画『メン・イン・ブラック3』より) -Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 このニューラライザーや様々なスペースガンを駆使して、ゴキブリ型エイリアン“バグ”、植物系エイリアン“サーリーナ”、宇宙刑務所から脱獄した極悪人“アニマル・ボリス”らと対峙したKとJは、幾度となく地球の危機を救ってきた。そして、彼らはMIB内部でもいつしか伝説として語り継がれるようになるのだった。

 シリーズ3部作はKとJの物語であり、タイムマシンでJが過去へと向かう2012年の『メン・イン・ブラック3』をもって、きれいさっぱり完結している。実はKとJの関係性は幼い頃から始まっており、JがMIB捜査官となるのは必然的だったというストーリーは高い評価を受け、シリーズものの手本のようにも思わせる完成度の高さであった。

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最新作は、過去3作とココが違う!

ここからは最新作と過去3作品の違いに迫ってみよう!

映画の舞台

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
新作は、砂漠も登場!?

 過去3作品では、主にニューヨークを拠点にMIBの活躍が描かれたが、最新作ではMIBロンドン支部を中心とした物語になっており、イギリスをはじめとするヨーロッパが舞台となる。そのため、アメリカを舞台とした過去3作品よりも生真面目で紳士的な雰囲気が漂う作品となっている。

メインキャラクター

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
マーベル映画で共演しているテッサ・トンプソン(左)とクリス・ヘムズワース(右)

 これまでは、トミー演じる厳格なエージェントKとウィルふんするお調子者のエージェントJの性格も真逆なコンビが主人公であったが、最新作はチャラ男とエリート女性というさらに凸凹なコンビが誕生する。『マイティ・ソー バトルロイヤル』で抜群の相性を見せつけたクリス・ヘムズワーステッサ・トンプソンの2人が、それぞれイケメンエージェントHとエリート新人女性エージェントMを演じた。

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ガジェットの進化

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
武器も超ハイテクに!?

 過去3作品(主に1作目と2作目)は、1990年代後半から2000年代初期を舞台としていたため、登場する携帯電話もガラケーで、彼らが乗る超高速のスーパーカー内部の装置も極めてアナログ的なものだった。3作目は1969年が主な舞台のため、アナログ以前の問題であったが、最新作はハイテク機器がいくつも登場する。過去作ではレバー状だった車内のブーストボタン(赤ボタン)も、最新作ではタッチパネルのようなものになっており、スペースガンの収納場所も車のトランクからサイドミラーへと変わっている。おそらく、MIB本部の様子も相当変化しているのではないだろうか。

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』見どころは?

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
名優リーアム・ニーソンも『MIB』新作に登場!

 最新作は、幼き日にエイリアンと接触したものの、記憶を変換されずに成長してMIB捜査官となったMが、先輩エージェントHらと共に、MIB内のスパイを炙り出す任務に挑む。自在に姿を変えられるエイリアンの登場で、これまでのシリーズよりも複雑なストーリーが展開される。新たに登場する名優リーアム・ニーソンの渋い存在感も際立っているであろう。

 これまで、過去作と最新作で変わった部分を書いてきたが、ファンにとっては嬉しい変わらない部分もある。それは、本シリーズが一貫して多文化を受け入れようとしている点だ。現代アメリカでは人種の多様性などが重要視され、多くの移民たちが暮らしているが、そういった文化の縮図を描いてきたのが『メン・イン・ブラック』シリーズなのである。エイリアンという地球外生物を題材としながらも、人種差別や移民問題を提起し、異人種間の友情などを描いたハートウォーミングな描写と、我々を存分に楽しませてくれるコメディー要素というのは、続編を重ねても変わらない部分なのだ。

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
エマ・トンプソンが前作から続役

 もちろん、MIBのボスであるエマ・トンプソン演じるエージェントOや、度々KとJの手助けをしてくれる“ワーム”と呼ばれるエイリアンなど、シリーズでおなじみのキャラクターたちや、ニューラライザーなどのアイテムの登場も見逃せない!

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
今回も出番あり?(写真は映画『メン・イン・ブラック2』より) - Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 そして、なんと MIB史上最強のエージェントであるパグのフランクも登場するとのことだ。また、主演のクリスの代表作である『マイティ・ソー』へのオマージュもあり、抱腹絶倒な内容は過去3作品を凌駕するといっても過言ではないだろう。

 『メン・イン・ブラック:インターナショナル』は、過去3作品から独立した作品として製作されているため、シリーズ全てを鑑賞していなくても楽しめることだろう。最新作からシリーズの魅力にハマってみるのも良いかもしれない。

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