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ポケモン映画、最高傑作といえば?

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最新作『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』より

 「ポケモンGO」や映画『名探偵ピカチュウ』の大ヒットで、ポケモンが再注目される中、ポケモン映画のシリーズ最新作『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』が7月12日(金)から公開されます。同作は1998年に公開された、記念すべき劇場版第1作『劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲』をフル3DCG化したものです。WOWOWではその公開を記念して、劇場版ポケットモンスターが一挙放送されます。(川上大典)

深い、友情、泣ける、カワイイ…バラエティに富んだテーマ

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『劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲』より

 ポケモン映画といえば「友情」「冒険」「感動」「熱いバトル」「環境問題」などのいくつものテーマがあり、子供はもちろんのこと、大人まで楽しめる世代を超えた国民的映画といえます。

 今回は、WOWOWで放送されるポケモン映画の中から「テーマが深い」「泣ける」「友情が熱すぎる」「カワイイ」という4つのテーマに分けて、シリーズの中でも特にオススメしたい名作を紹介します。この機会に、当時リアルタイムで観ていた人も、まだ観ていない人も、『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』を観る前におさらいとしても、ぜひもう一度振り返ってみましょう。

テーマが深い部門『劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲』

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 ファンの間でも最高傑作と名高い本作は、日本映画として初めて全米興行収入ランキング初登場1位の快挙を成し遂げた作品です。これまでにも監督の湯山邦彦は「魔法のプリンセス ミンキーモモ」などで、脚本家の故・首藤剛志氏とタッグを組んでいます。

 「魔法のプリンセス ミンキーモモ」では、主人公のミンキーモモがトラックにひかれて死んでしまうという衝撃のラストでしたが、本作も「ポケモンが人間に逆襲する」「生物の遺伝子操作」「コピーVSオリジナル」といったようにテーマが深く、「子供向けのアニメ」という枠を超えて、大人も楽しむことができます。首藤氏の書くセリフは、ロケット団の「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け……」に代表されるように、アニメならではの、味のある軽妙さがあります。

 また、小林幸子が歌う主題歌の「風といっしょに」は、大人にも感動を呼ぶでしょう。『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』が劇場公開される前にぜひ観ておきたい作品です。

泣ける部門『劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ』

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 大人が観ても、つい泣けてしまうポケモン映画があります。それが、2005年に公開された『劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ』です。

 不思議な力“波導”を操る伝説の勇者アーロンと、彼に仕えるポケモン・ルカリオを描いた同作は、ポケモン映画の8作目です。特に、波導使いのアーロンとルカリオの「絆」や「友情」の描写には泣けます。それから、幻のポケモン・ミュウが第1作『劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲』以来、再び登場します。

 監督は『劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲』と同じ湯山邦彦、脚本はポケモン映画ではもはやおなじみとなっている園田英樹で、安心して観られるでしょう。主題歌であるPUFFYの「はじまりのうた」もイイ感じです。

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 泣けるという意味では、2002年に公開された5作目『劇場版ポケットモンスター/水の都の護神 ラティアスとラティオス』もラストの展開が印象的で、儚いけれど勇気をもらえる作品で、捨てられません。伝説のポケモン・ラティアスがふんする少女と、それを追いかける主人公サトシの関係性や姿がすてきで、大人でも楽しむことができる映画です。イタリアのベネチアがモデルになった街並みも美しいです。

友情が熱すぎる部門『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』

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 友情というのは一朝一夕に築けるものではありません。『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は、2017年に公開された、ポケモン映画の記念すべき20作品目。サトシとピカチュウが、初めて出会うというストーリーです。ゲームから始まった「ポケットモンスター」のテーマは、スティーヴン・キング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』と通じるものがあると思います。

 また、ピカチュウの性格も一筋縄ではいかない個性があります。モンスターボールに入りたがらない、ライチュウへの進化も拒絶するピカチュウは最初、サトシにも懐かないのですが、さまざまな経験をお互い積むうちに「絆」と「友情」がだんだんと深まってきます。そこが、非常に熱いです。

 この作品も、監督は湯山邦彦。また、脚本の一部の名義が故・首藤剛志氏となっています。

カワイイ部門『ピカチュウ、これなんのカギ?』

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 いろんなカワイイポケモンたちが登場する『ピカチュウ、これなんのカギ?』。この短編映画は、2014年に『ポケモン・ザ・ムービー XY 破壊の繭とディアンシー』と同時上映されました。ナレーションはありますが、ポケモンたち(ニャースなどの一部のポケモン以外)は人の言葉をしゃべらないので、観客の想像力がかき立てられます。

 無邪気に遊んだり、鍵束のような形のポケモン・クレッフィが持つカギを使って、いろんな世界へと行くポケモンたちの姿はとてもキュートです。また、ポケモンたちの動作が豊かで、時にチャールズ・チャップリンお得意のお笑いの要素である「悲劇と喜劇」といったような、笑いを誘う、ユニークな描写もあります。

 本作の監督も湯山邦彦で、脚本は初期のテレビシリーズの「ポケットモンスター」から携わっているベテランの冨岡淳広です。

 さて今回、ご紹介した作品はすべてWOWOWで観ることができます。ポケモン映画は20年以上の歴史があり、大人も子供も楽しめる作品が多いです。親子で一緒に観るのも良いかもしれません。『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の公開を機に、ぜひWOWOWで復習しましょう。

『劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲』は7月6日(土)WOWOWプライムにて先行無料放送、そのほかは7月20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)、8月にWOWOWシネマにて放送予定

WOWOW「劇場版ポケットモンスター」一挙放送スケジュールはこちら>>

(C) 1998-2019 ピカチュウプロジェクト

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