レジェンドお兄さんに聞く!『映画 おかあさんといっしょ』小林よしひさ、横山だいすけ、賀来賢人 単独インタビュー

お兄さんになれたことは人生の宝

 日本の子供のバイブル的存在の大人気子ども番組「おかあさんといっしょ」が、2018年に続いて映画化された。番組の人気キャラクターのすりかえかめんのイタズラをやめさせるために、観客がお兄さんやお姉さんと一緒に、歌ったり踊ったりクイズに参加したりする体験型の映画だ。本作に出演した番組の卒業生にしてレジェンドのよしお兄さん(小林よしひさ)とだいすけお兄さん(横山だいすけ)、そして念願のゲスト出演を果たした賀来賢人が、国民的番組の魅力とマル秘エピソードを語った。

レジェンドお兄さん、賀来賢人に子供のあやし芸を伝授!

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それぞれにとって感動の共演

おかあさんといっしょ

Q:「おかあさんといっしょ」という番組の思い出を教えてください。

小林よしひさ(以下、小林):小さいころに見ていて好きだった「ぞうさんのあくび」という体操があるんですが、昨年(2019年)、番組開始60年の記念で、体操のお兄さんとしてその体操をする機会がありました。とてもうれしい出来事でした。

横山だいすけ(以下、横山):僕は歌と子どもが大好きで、歌のお兄さんになるのが夢でした。念願叶った最初の収録のとき、思い描いていたそのものの「おかあさんといっしょ」が目の前にあって感動しました。

賀来賢人(以下、賀来):僕はもっぱら見る側としての思い出ですが、子供と夢中になって見ていて、それは不思議に面白くて、幸せな瞬間です。飽きずにずっと見ていられるのがすごい。歌や踊りが常にあるし、お話の内容もわかりやすいし、華やかですし、子どもが集中できるようにできていて、素晴らしい番組だと思っています。今回お2人にお会いできてとても感動しました!

小林:その言葉はそっくりお返しします(笑)。

横山:第一線で活躍されている賀来さんのような俳優さんが、歴史があるとはいえ子供向けの作品に出てくださって、僕らもとてもうれしかったです。

賀来:絶対僕のほうがもらっているものは多いです。とても勉強になっています。

おかあさんといっしょ
賀来賢人さんふんする“いれかえマン”の活躍やいかにっ! 
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みんなが笑顔になれる幸せな作品

おかあさんといっしょ

Q:「おかあさんといっしょ」の好きなポイントはどこですか?

小林:どこに人気があるんだろうと個人的に考えたことがあるんですが、筋が通った不動の部分がありつつ、常に変化する部分もあるところかなと思いました。子供の頃に見ていた人がお父さんになって、さらにおじいちゃんになって観ても変わらないと思える歌やダンスの素敵さと、毎日違った子供たちのドラマが起きていて、ときどきお姉さんやお兄さんが交代して番組のカラーも変化していく、その不動の部分と変化する部分の両方あるところが魅力だと思います。

横山:作品に触れる人がみんな笑顔になれるところが最大の魅力だと思います。収録の場では、笑っている子も泣いている子もケンカしている子もいて、ありのままで一生懸命な子供たちがいる。温かさを感じられる場所ですよね。たくさんの子供たちやご家族と関わった時間は心が動き続けていて、幸せな瞬間でした。出演できたのは人生の宝であり、誇りです。

おかあさんといっしょ
ブンバボーン! (C) 2020「映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」製作委員会

小林:本当に幸せな環境にいられたと思います。僕は最初から体操のお兄さんになろう思っていたわけではないのですが、子供たちがみんな、お兄さんとして認めてくれて、喜んでくれて、とてもうれしかったです。

賀来:番組を子供と一緒に観ていると、子供が歌も言葉も真似をして覚えるんです。うちの子は確実に「おかあさんといっしょ」で成長しました(笑)。よく、小さい子にテレビはあんまり見せないほうがいいとも言われますけど、どんどん見せていい、素晴らしい教育の番組だと思います。ですから、映画に出演できたことはほんとうにうれしかったです。もしDVDが出たら、すりきれるまで観たいと思います(笑)。

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子供と一緒に楽しむのがコツ

おかあさんといっしょ

Q:子供との接し方のプロである小林さんと横山さんに、あやし方のコツを伝授していただきたいです。

横山:難しいなぁ(笑)。ただ自分たちが楽しんでいる姿を、子供たちも楽しんでくれているんだと思います。

小林:そこが育児とは違う立場ですね。一緒に遊ぶというのがコツといえばコツですけど、僕が大事にしているのは表情です。ただ座っているだけにならないよう、表情でわかりやすく伝えるというのは意識していました。それが変顔につながったのかなと思います(笑)。

横山:「おかあさんといっしょ」メンバーは、最初「絶対変顔はやりません」って言っていた人でもいつのまにかやっています。いつからなのかな、伝統になりつつある(笑)。写真撮影の際、「はい、チーズ」の「ズ」の瞬間に変顔するので、スピード感もありますよ。賀来さんも、テレビで拝見したときに変顔のバリエーションがすごく多くて、同じ匂いを感じました(笑)。

賀来:どうなんですかね(笑)。

おかあさんといっしょ
懐かしのツーショット! (C) 2020「映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」製作委員会

横山:僕が歌のお兄さんとして大切にしていたのは、自分がちゃんとイメージして歌えたら相手にも伝わるだろうなということです。子供が見て、感じ取ってもらえるような歌を歌いたいと思っていました。

賀来:表現力がすごいですよね。何を伝えたいか、誰に伝えたいかがすごく明確だから、観ていて面白いですし、本当に勉強になります。

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アイコンタクトのチームワーク

おかあさんといっしょ

Q:収録スタジオで泣いちゃう子供もいると思いますが、そういうときはどうやってあやしていましたか?

小林:僕たちが個々の子供をあやしたり関わったりする時間は、実はそんなに多くはないんです。スタジオで笑っている大勢の子どもたちとテレビの向こうの子どもたちに楽しんでもらうのが大事ですから。

横山:だから、僕らがあやすのではなく、親御さんのもとに1度帰ってもらって、安心したらまた戻ってきてもらうというのが基本です。泣いていたりケンカしていたりする子がいたら、僕らやお姉さんたちがカメラに映らないところでアイコンタクトしあって、映ってない人が目立たないように連れ出します。いかに何事もなかったかのようにできるかが勝負ですね。

賀来:すごいなぁ! 当然、歌ったり踊ったりしながらってことですもんね。収録が終わったあとに、「今日のやりとりはシビれたね」とか、あるんですか?

小林:あります。「わかってくれてありがとう」とか。

横山:チームワークですよね。家族というのもチームワークだと思うんです。子育ては楽しいこともあるけど、大変なこともたくさんある。いかに周囲の人の力を借りて、楽しい時間を過ごせるかが大事だと思っています。この映画が新しい楽しさをお届けできて、そのお手伝いになればいいなと思っています。

小林:劇場内の照明がふつうよりも明るめですし、周りもみんなお子さん連れなので、お子さんの劇場デビューにぴったりだと思います。みんなの声や動きがあって完成される作品なので、一緒に楽しんでほしいです。

横山:いっぱい声を出して、応援してもらいたいですよね。最後には記念撮影タイムもありますよ。

賀来:子供だけではなくて、もしかしたら子供以上に大人も楽しめて、最後はちょっとホロリと泣けたりする、見どころたくさんの素敵な映画になっています!

おかあさんといっしょ
はい、お兄さんポーズ!

 番組卒業後はその俊敏な身体能力を生かしてバラエティー番組などに出演している小林は、真面目に語っていたかと思うと、こちらの要望に応え自由自在に変顔を作る。連続ドラマなどでのコミカルな演技も光る横山は、にこやかにおおらかに笑顔を浮かべながら朗々と歌を披露。ドラマ「ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー」などで迫力ある芝居を見せている賀来賢人は、いつもとは少し違った“お兄さん”の顔になっていた。三者三様の活躍をする彼らは、立場は違えど「おかあさんといっしょ」への愛に満ちており、その意義と楽しさを大切に語る。スクリーンから放たれるその愛は、きっと子供たちを満面の笑顔にするに違いない。

取材・文:早川あゆみ 写真:高野広美

映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!』は1月24日より全国公開

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